放送委員はにんきもの (青空小学校いろいろ委員会 6)

著者 : 小松原宏子

• ほるぷ出版 (2023年7月6日発売)

作品紹介・あらすじ

歌って踊れるみんなのにんきもの、ピョンタにはじつはちょっと苦手な子がいる。ある日、放送室のマイクが入っているのも知らずに…!?

感想・レビュー・書評

[mi-nyaさんの感想 · 2024年1月21日]

4.5年。音楽が好きでお調子者、みんなからも人気者ピョンタが心から楽しみにしていた放送委員。しかし、イメージと違う担当の先生や命令口調の6年モトキが委員長で…。どの子どもたちも明るく優しく、テンポよく進むお話にめくる手が止まらなくなる。男の子の読み物に悩まされるので、主人公が男の子でさらに放送委員という紹介しやすさが嬉しい。

[小春さんの感想 · 2023年10月5日]

いろんな委員会の子達が主役のシリーズ。
話は読みやすいので、これから委員会に入る4年生が興味持てるんじゃと思うし、5・6年生も今入ってる委員会の本を読むのも楽しいんじゃないかな。

[ひげうさぎさんの感想 · 2023年12月28日]

青空小学校４年１組で放送委員に選ばれた永山コウジはいつも陽気で笑顔をたやさないクラス一の人気者で、お笑い芸人に似ていることからピョンタと呼ばれている

そんなピョンタの気がかりは放送委員会の先生が暗い倉石先生だったことと、委員長の６年生がゆいいつ苦手なモトキだったこと

はじめてのぞんだ放送当番で大失敗し落ちこんでいるピョンタに、さらに心配なニュースが……

「まったく、まさに『ぎゃふん』だなぁ！」

ジュニア版「青空小学校いろいろ委員会」シリーズ第６巻、2023年７月刊

巻末に「昭和の香り語辞典」
「ハッスルする」「でかした！」「意味ピーマン」など昭和のふんいきが味わえるというけれど、いまでも使ってるし

［シリーズ既刊情報］
『保健委員は恋してる』2021年９月
『飼育委員はアキラめない』2021年12月
『給食委員はアイドル』2022年３月
『体育委員はなやみすぎ』2023年１月
『図書委員は泣かない』2023年２月
『放送委員はにんきもの』2023年７月
『計画委員はまよわない』2023年10月

本シリーズについて
『わかば学園スーパー委員』シリーズとして2009年にくもん出版から出版された保健委員アッピー、計画委員ナビ子、環境委員エコの３冊がオリジナル

そのシリーズを改題、加筆修正、新たに編集して「青空小学校いろいろ委員会」として静山社からソフトカバーで、ほるぷ出版から「ジュニア版」としてハードカバーで、それぞれ同内容のものが2021、2022年に３巻まで出版

2023年に出版された４巻以降はソフトカバーの静山社版はなく、ハードカバーのほるぷ版のみが出版されている

著者プロフィール

小松原宏子／こまつばら ひろこ／東京都生まれ。青山学院大学文学部英米文学科卒業。児童文学作家。大妻中学高等学校英語科講師。多摩大学グローバルスタディーズ学部講師。家庭文庫「ロールパン文庫」主宰。著書に『ホテルやまのなか小学校』（PHP研究所）『ナゾとき サイエンス サバイバル』（金の星社）「名作転生」シリーズ（共著、Gakken）ほか、訳書に『スヌーピーと、いつもいっしょに』（Gakken）「ひかりではっけん」シリーズ（くもん出版）『不思議の国のアリス&鏡の国のアリス〈ミナリマ・デザイン版〉』（静山社）など。

「2023年 『放送委員はにんきもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」