かえでがおか農場のいちねん

著者 : アリス・プロベンセン マーティン・プロベンセン きしだえりこ

• ほるぷ出版 (1980年6月1日発売)

感想・レビュー・書評

[水さんの感想 · 2023年1月23日]

面白い…面白い！農場の一年はこんな感じなんだなあと思いながらみんなで読んだ。

[まめさんの感想 · 2020年11月14日]

農場の動物たちとの一年の様子が可愛らしい絵と共に綴られています。
動物たちの薬の飲み方の比較が面白い！
そして、12月はさっさと寝る月なんですね。

[虎目 梨那さんの感想 · 2019年3月7日]

綺麗かつ丁寧な文章と絵で、安心感が持てます。

[unknownさんの感想 · 2018年5月20日]

農場の一年、
1月～12月、どうぶつ、自然

[solala06さんの感想 · 2017年5月14日]

ちょいちょい自然の不思議を感じるエピソードが･･･
農家の人にはみんなこんな風に感じられてるのかな･･･？？？

[junkotetuさんの感想 · 2016年8月7日]

農場で、一度暮してみたかったわ…

[uttyさんの感想 · 2009年5月17日]

雅姫さんの本で紹介されていた絵本。
農場生活は決して楽しいことばかりではない（寒さとか、動物との別れとか）けど、農場の1年がいきいきと描かれています。
絵も素敵です。

[みやきちょう文庫さんの感想 · 2008年7月30日]

農場の動物たちと人々の暮らしぶりを表情豊かに丹念に描いた絵本。
暮らしをありのままに切り取る、かざらない文章に、ときどきドキリとします。

たとえば・・・
「どうぶつは　いつまでも　うらんではいません」
とか
「１２がつは、いちねんの　おわりのつき。
　さっさと　ねるきせつです。
　ふゆは　だれでも　はやくねます。」
とか．．．
自然のリズムにこちらがあわせることって大切ですね。

動物たちとの生活の中でこそ生まれた、生々しい、こんな言葉も・・・

「マックスは　ネズミやウサギやリスをつかまえて食べてしまいます。
ひどいとおもいますけれど　ネコはそういう動物なのですから　しかたありません。」

「イブンは　なかなかいうことをききません。
　カオスは　もんくやで
　ラッキーは　くいしんぼう
　コマンチは　にげてばかり
　シャイアンは　さくをかじります。
　まあ　しかたありません。
　どんなウマにも　けってんはあります。」

絵本の中では子どもたちが動物をかわいがり、実によく働いています。
幸せそうな表情をしています。
子どもにちゃんとした役割のあった美しい時代の暮らしぶりです。
自然と、動物と、人間がともにある、このような暮らしは、望んでも手に入るものではないのですから・・・この本はそのような大多数の不幸な人々にとって、動物たちを良く知るテキストとなるでしょう。
知らないことって多すぎます。

著者プロフィール

1918年、イリノイ州生まれ。カリフォルニア大学で学んだのち、ニューヨークの美術学校へ進む。1944年に夫のマーティンと結婚。子どもの本の挿絵を手がけるようになる。1984年『栄光への大飛行』（BL出版）でコルデコット賞受賞。絵本に、ニューヨーク州ダッチェス郡での農場での暮らしを描いた『かえでがおか農場のいちねん』のほか、『わたしのかわいいめんどり』（共にほるぷ出版）など多数。

「2020年 『みみずくと3びきのこねこ［新版］』 で使われていた紹介文から引用しています。」