トウモロコシ畑の子供たち (扶桑社ミステリー キ 1-5 ナイトシフト 2)
- 扶桑社 (1988年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594003203
作品紹介・あらすじ
《ネブラスカ州でいちばん素敵な町ガトリン・人口5431》しかし、そこは19歳以下の子供たちしかいない奇妙なゴーストタウンだった。この町に足をふみいれた中年夫婦の恐怖を描いた表題作。超高層ビルの縁を一周できるかどうかの賭けに挑む『超高層ビルの恐怖』。芝刈り機が人間を襲う『芝刈り機の男』。小さな大学に起こった謎の殺人事件『バネ足ジャック』。本書は、恐怖、サスペンス、ブラック・ユーモアといったさまざまなショート・ストーリーを自在に紡いでみせた傑作短編集『ナイトシフト』の後半部。
感想・レビュー・書評
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キングの短編集。独特のゾワッとする得体の知れない怖さが漂ってて、再読でありながら楽しめた。
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これもまずまず面白かったと思います…! 表題作もなんだかまさに恐怖!といったラストシーンでしたし、ラストに収録されていた短編なんて、今から30年くらい前? に書かれたものなのにまるで現代の…そう…高齢化社会を予言していたかのような内容でした…。
つまりは高齢になって病気がちになった親を子は最後、どうするか!? みたいな命題が掲げられていると思うんですけれども、色々と考えさせられるお話でしたねぇ…。
というわけで、キング氏の短編ならこれからも読みたいと思うところ。過去作を遡ってみましょうか…さようなら。
ヽ(・ω・)/ズコー -
短編集Night Shiftの後編。全般的な感想は前編の「深夜勤務」に書いたのと同じだ。しかしこちらの「超高層ビルの恐怖」は高所恐怖症のぼくにはとてつもなく恐かった。今思い出しても恐い。もちろんこういうのは人によるだろう。「禁煙挫折者救済有限会社」はもうちょっとひねりがあるとおもしろいのにな。いずれにせよ前編後編2冊ともキングらしさ全開でとても楽しめることは請け合い。
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再読。短編集。
キングの短編集は、いろんな要素が詰まった恐怖の玉手箱みたいなものだ。
中には、その情景を想像すると、笑っちゃうようなブラックユーモアめいたものがあったり、ちょっと考えさせられるものがあったりと、実はキングの短編集は、いいとこ取りのお得な読み物なのだ。 -
再読
映像化作品の原作が多く収録。
時折差し挟まれるホラーでもテラーでもない小説にも興味深し。
「死のスワンダイブ」「ジェルサレムズ・ロットの怪」がお気に入り。 -
■書名
書名:ナイトシフト〈2〉トウモロコシ畑の子供たち
著者:スティーヴン キング
■概要
《ネブラスカ州でいちばん素敵な町ガトリン・人口5431》しかし、
そこは19歳以下の子供たちしかいない奇妙なゴーストタウンだった
。この町に足をふみいれた中年夫婦の恐怖を描いた表題作。超高層
ビルの縁を一周できるかどうかの賭けに挑む『超高層ビルの恐怖』。
芝刈り機が人間を襲う『芝刈り機の男』。小さな大学に起こった謎
の殺人事件『バネ足ジャック』。本書は、恐怖、サスペンス、ブラ
ック・ユーモアといったさまざまなショート・ストーリーを自在に
紡いでみせた傑作短編集『ナイトシフト』の後半部。
(From amazon)
■感想
相変わらずの安定感のある短編、中編集です。
スティーブンキングの恐怖感の演出は見事だと思います
どのお話も、恐怖だけでなく、人間の様々な心情を鮮やかに描いて
いると感じます。
でも、それ、ホラーじゃなくて、ただの殺人では?みたいなのが少
しありましたが・・・・
(キャンパスの悪夢は、ストーカー+超能力というある意味ありがち
な、無敵の組み合わせにも関わらず、犯人が敗れるという心理描写は
上手いです。)
話がとっちらかりましたが、ホラー短編集として、楽しめます。
でも、個人的には、数あるお話しの中で表題作「トウモロコシ畑の
子供たち」が1,2を争う駄作に思えるのですが・・・・・
うーん・・・・好みとは難しいです。
■自分がこの作品のPOPを作るとしたら?(最大5行)
ストーカー、殺人鬼、吸血鬼、怪人、復讐鬼、怪物。
ホラーのオンパレードです。
でも、一番怖いのは、やっぱり・・・・・・・ -
巨匠キングのホラー短編集。「花を愛した男」「トウモロコシ畑の子供たち」「芝刈り機の男」の衝撃が特に凄まじい(笑)
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S・キングの短編集第2弾。
映画化された「トウモロコシ畑の子供たち」や「<ジェルサレムズ・ロット>の怪」などが、載せられています。
こちらの方が、ややブラックなユーモアに溢れている感じ。 -
芝刈り機の男、禁煙挫折者救済有限会社、トウモロコシ畑の子供たち が面白かった。確かに禁煙は自分の為だとうまくいかないが、大切な人の為なら苦しくても続けられる。
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古い慣習に縛られた子供しかいないゴーストタウンを舞台にしたホラー、「トウモロコシ畑の子供たち」を始めとしたホラー短編小説。
キングの短編好きなんですよね。
謎の殺人事件『バネ足ジャック』の、読んでいると画像がぶれてくるような奇妙奇怪な雰囲気が素敵。
「超高層ビルの恐怖」は高所恐怖症の人には読めないかも…。
超常現象からホラー、ブラックユーモアまで多種多様なホラーが手軽に読めていい感じです。