- Amazon.co.jp ・本 (533ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594004545
作品紹介・あらすじ
SIS長官ケネス・オーブリーは二年ほど前からKGB副議長カプースティンとヨーロッパ各地で秘密裡に接触を重ねていた。カプースティンから亡命の希望がよせられ、二人はその条件や手はずを話し合っていたのだ。接触は組織を離れた個人的なもので、カプースティンはつねに独り、オーブリーのほうも工作員のハイドを随行させただけだった。ところが、話も煮詰まった冬のウィーンでの接触で、KGBの副議長は不意に亡命の意志を翻した。その直後、オーブリーはソ連のスパイとしてバビントン率いるM15に逮捕されてしまう。というコードネームを持つソ連のスパイである、というのが彼に着せられた容疑だった。あやういところで、逮捕をまぬがれた部下のハイドは、敵味方の両組織から命をねらわれながら、オーブリー逮捕の手懸りを求め、救出にのりだした。
感想・レビュー・書評
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30年ぶりの再読。なんだこれは! 緊張感が途切れないではないか。これは下巻でも持続するのか? するんだろうね、覚えてないけど。さあ、下巻に突入だ!
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これは、とても言葉で表せない迫真、衝撃のスピディー展開作品だ。
一息で・・なんて絶対無理・・上巻最期3頁は噛みしめたく音読してみる。あらためて薬の巧みさも味わえた~田村氏
誤表記発見したけど。
裏表紙で初めて気づいた原題~”BEAR' TEARS
韻を踏んでいる・・ -
カタルシスを感じる結末であります様に、と願いながら下巻を手に取ります。
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スパイ小説としてはハードボイルドではなく、ストーリー展開が速くて面白い!
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息をつかせぬ展開の冒険小説。一気読みの傑作です。
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冒険小説ファン必読の書。
大傑作です。