- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594087395
感想・レビュー・書評
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大学生の時、秦氏の本を読んだことがあり、それもあってこの本も読んでみた。ローマ帝国にイスラエルを追い出された、ディアスポラのユダヤ人が多く日本に来ていて、日本の政治、経済に関与し、そして同化していった。その中心にいたのが秦氏であった。いちいち納得いく話ばかりで、日本人の多くはユダヤの血を受け継いでいると考えるしかない。著者は関東が高天ヶ原で、鹿島から西に向かったという建国論を持っているようだが、ただ一つわからないのが、関東の日高見国のユダヤ人(ユダ国滅亡の紀元前〜卑弥呼時代)や、始皇帝の末裔で中央アジア弓月王の一族が、神功皇后、応神天皇、仁徳天皇時代(400年前後)に来たとなれば、そのユダヤ人の宗教はユダヤ教か原始キリスト教だと思うのだが、一貫してネストリウス派(景教)としている点。431年エフェソス公会議で異端とされたネストリウス派がディアスポラで日本にくるには早すぎると思う。もうちょっと深掘りしてみたい。
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秦の始皇帝は、シルクロードを辿ってきたディアスポラ、ユダヤ人だった!
秦(はた)氏は始皇帝の血を継いでいる。
面白い、たのしくなる仮説。
いろいろと、根拠を示し、中には、「そうかも知れない」と思わせる。 -
2023/02/26:読了
埴輪と違って、直接的な証拠があるわけでないので、いまいちすっきりしない読後感。
この本、京都は秦氏が作った と 秦氏はユダヤ人である ということが、それぞれ、状況証拠とかなり乱暴な推論で組み立てられているので、そう感じるんだろうと思う。
秦氏に関する本は、以下のほうが楽しそう。
失われた原始キリスト教徒「秦氏」の謎 (ムー・スーパー・ミステリー・ブックス) 飛鳥昭雄 学研プラス / -
この田中さんの本、以下なんて、かなり乱暴。
P72
秦の始皇帝はユダヤ人であるとは書いていませんが、その父親は羌族という西の異民族だということがはっきりしているわけで、呂不韋という名前がヘブライ語「ヨセフ」に似ています。その息子が秦の始皇帝だった。つまり明示されてはいませんが、血筋からいうとユダヤ人ということがわかるのです。
P157
東北地方のアテルイは実は秦氏でしたから、決して抵抗しません。