- Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594091767
作品紹介・あらすじ
伝説の番組、新しいラジオ、あの夜の瞬間……
電波では届かないラジオの魅力を原液のまま
ラジオブームが、ブームから定番のコンテンツとして定着してきた。
なぜ多くのタレントがラジオ番組を持ちたがり、大切な個人的ニュースをラジオで初出しするのか……。ニュースでもたびたび取り上げられるようになった。
なかでも“オールナイトニッポン”はラジオのブランド品といっていいはずだ。
そのオールナイトニッポンパーソナリティの姿を、真横で見て感じてきた放送作家たち。一緒に奮闘し、笑い、泣いて走りぬいてきた。
そこにはおそらく電波にのっていない物語が、ラジオ哲学が山のようにあるはずだ。
エンタメとラジオの今を解読するために今回、オールナイトニッポン、オールナイトニッポン0を担当する10人の売れっ子放送作家の方に協力してもらった。
まさにオールナイトニッポン公式裏本の完成です。
●参加放送作家
藤井青銅(オードリーのオールナイトニッポン)
小西マサテル(ナインティナインのオールナイトニッポン)
高井均(SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル、緑黄色社会・長屋晴子のオールナイトニッポンX)
石川昭人(乃木坂46のオールナイトニッポン)
寺坂直毅(星野源のオールナイトニッポン、松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD)
飯塚大悟(オードリーのオールナイトニッポン)
大竹将義(JO1のオールナイトニッポンX)
福田卓也(Creepy Nutsのオールナイトニッポン、三四郎のオールナイトニッポン0、佐久間宣行のオールナイトニッポン0、マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0)
畠山健(霜降り明星のオールナイトニッポン、ぺこぱのオールナイトニッポン0、山田裕貴のオールナイトニッポンX)
髙橋亘(フワちゃんのオールナイトニッポン0、SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル)
☆SPECIALインタビュー
ナインティナイン
佐久間宣行
感想・レビュー・書評
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1. 自分がパーソナリティなので、プロの人たち目線でラジオにどう向き合っているのかを知りたくて読みました。
2. 10人の著者が自身のラジオに出会ったきっかけや今、携わっている中で感じていることを述べながら未来に向けて自分がどうしたいかを述べています。
ラジオを作る側、ラジオを通して発信していく側の人たちが常日頃からどのような考え方をしているのか、楽しく読めるのがこの本の魅力です。
3.10人の著者がそれぞれ語るラジオへの思いがとても伝わってくる本でした。
やはり、日頃から言語化している仕事なので感情を伝えるのがとてもうまいです。当時の状況や心境が手に取るようにわかってきました。
私自身、まだまだ駆け出しのラジオパーソナリティですが、楽しくやらせていただいております。そんななかで、この本を読みながら、私自身でラジオをもっと面白くできるな~とか企画をもっと作らないとな~などと思う瞬間がたくさんありました。
これからまだまだパーソナリティは続けていくので、辛くなった時は再読してモチベーションの維持にしていきたいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ラジオで最もメジャーと言っても過言ではないオールナイトニッポンの中で,作家に着目し,作家に至るまでの経緯と作家になってからの仕事について描かれた作品。特に感銘を受けたのは,作家になるまでの努力の描写だ。実際のラジオで読まれるハガキがどんな内容なのか,誰が多く読まれているのかなどを研究し,毎週100通ハガキを送ることを習慣としながら,そのハガキ全てに赤ペンで作家になりたいと書くことで,ディレクターやパーソナリティに熱意を伝える行動は狂気性を感じた。中には,ニッポン放送で出待ちをし,直接訴えかけるものもいた。好きから生まれた行動の熱にとても驚かされ,その好きから生まれた熱をベースに番組が作られているからこそ,今もなお権威ある状態でオールナイトニッポンがあり続けていると感じた。
また芸人ではないパーソナリティへの作家への考えが新戦線で面白かった。ラジオの時代に逆行したコンテンツ性と生であるが故の不確実性からくる面白さについても関心した。 -
オールナイトニッポン55周年企画の一冊。歴代パーソナリティではなく現役の放送作家10人のインタビューというまさに公式裏本。藤井青銅→小西マサテルで幕を開ける辺りから本気度が伝わってくる。個人的には『くりぃむANN』『乃木坂ANN』担当の石川昭人のどこか冷めた目線が印象に残った。もちろんお笑い好きならテレビでも数々の人気番組に関わる飯塚大悟と福田卓也も外せない。オールナイトニッポン論だけでなく、それぞれの人生が数奇な偶然で転がっていく半自伝ドラマとしても面白かった。
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ラジオ好き必見!
オールナイトニッポンの今と昔の話。
誰がどこにこだわって一つのラジオを作り上げるのか、当時のエピソードを交えてわかりやすく、
そして、ユーモアを交えて伝えてくれる素敵な本。
ANNを聴きながら、この本を読める幸せよ、、 -
ラジオ好き、それもオールナイトニッポン好きは読んで損はない。
パーソナリティの方だけでなく、裏方の一員である放送作家の皆さんがどうやって放送作家になったのか、番組にどんな思いをかけているのかが伝わってきて、ますます好きになった。乃木坂46のANNのあなた呼びの話とかはめちゃいい. -
少し内容は偏っててオールじゃないのが少し残念
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石川さんが良かった。オールナイトニッポンとは?「お仕事」とひとこと。プロだなぁ。
そういえば、「作家の石川はイジらない」っていう謎のルールが、くりぃむのANNにはあったなぁ。 -
深夜ラジオといえばオールナイトニッポンと言っても過言ではないと思いますが(私はJUNKも大好きです)、この本では55周年を迎えたオールナイトニッポンの記念として10人に作家の方々が自分の歴史や担当した番組について、パーソナリティについて書いている本。
radikoもあり最近ではラジオ人気が静かに盛り上がってきている感もありますが、それでもマイナーなメディアですよね。その中でパーソナリティではなく放送作家さんに焦点を当てていてラジオ愛を感じます。リスナーからするとたまに会話に出てくるPやD、そして作家さんってどんな人なんだろうって想像しちゃうんですよね。その裏方さんの思いみたいなものを垣間見れるのはリスナーからするとメチャクチャ嬉しいですね。
逆にいえばリスナーでない人が読むと「なにこれ??」となってしまうかもしれないので注意が必要です。クローズドな雰囲気が漂いがちなラジオだけにそこで去ってゆかずに一回ラジオを聴いてからもう一度読んでみてほしい。そしてこの本を読んで思いを知れればラジオに対して解像度が上がり、もうあなたはラジオ沼から抜け出せなくなります・・・
それにしても彼らの行動力ってすごい・・・全員でないですがネタを100通とか送って、出待ちして、ノーギャラで仕事して・・・まあもちろん成功した数少なすぎる例ですけども、それだけ情熱があったんですね。成功する可能性があるかどうかは置いておいて全力を尽くしたくなるものを見つけたいものです。