増補・決定版 ニッポンの音楽 (扶桑社文庫)

著者 :
  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594092429

作品紹介・あらすじ

音楽プロデューサー・牧村憲一 推薦!
「激変する日本のポップス?!クールに見渡したい時に、手元に置くべき最初の一冊」

Jポップの「誕生」と「死」
半世紀にわたる歴史を通覧する!

「Jポップ」はいつ誕生したのか。Jポップ以前と以後でなにが変わったのか。それらの疑問を見つめるとき、日本のポピュラー・ミュージックの新たな一面が見えてくる。
本書は、一九六九年から半世紀にわたる日本のポピュラー音楽の歴史を、十年ごとの単位に切り分けつつ、はっぴいえんどやYMO、小室哲哉、中田ヤスタカなど、時代の主人公ともいうべき音楽家の物語から解き明かす。
ほかにも、フリッパーズ・ギター、ピチカート・ファイヴ、安室奈美恵、宇多田ヒカル、つんく♂、きゃりーぱみゅぱみゅ、tofubeats、星野源、折坂悠太……等々、それぞれの時代を彩る音楽家たちが登場。
日本の音楽史を通覧する画期的入門書、新章増補のうえ文庫化!

【目次】
第一章 70年代 はっぴいえんどの物語
第二章 80年代 YMOの物語
幕間の物語 「Jポップ」の誕生
第三章 90年代 渋谷系と小室系の物語
第四章 ゼロ年代 中田ヤスタカの物語
ボーナストラック Jポップ「再生」の物語

※本書は二〇一四年に講談社より発刊された『ニッポンの音楽』を
加筆、改訂したうえで文庫化したものです。

感想・レビュー・書評

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  • 相当に偏っている音楽本ではあるのですが、このロック感の無い選び方が逆に新鮮かも。
    ハッピーエンド⇒YMO⇒渋谷系⇒TMN、小室という流れでほぼ音楽を語ってしまうという主観たっぷりではありますが、結構妙味深く読みました。
    まさに小室世代なので当時の狂騒ぶりはすごかったですね。小室氏まさに馬車馬のように働いていました。この頃は小室と言えば?等。という昭和ギャグもまだまだ使えましたが、今では小室哲哉も若者が知っているか少々怪しくなってきました。

  • 自分が知らないエピソードや、知識切り口などがあって、音楽をもっと興味深く聞けそうな気がする。
    こういった知識をもっと仕入れて、自分の中で熟成していきたい。

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著者プロフィール

佐々木 敦(ささき・あつし):1964年生まれ。思考家/批評家/文筆家。音楽レーベルHEADZ主宰。映画美学校言語表現コース「ことばの学校」主任講師。芸術文化の諸領域で活動を展開。著書に『増補・決定版 ニッポンの音楽』(扶桑社文庫)、『未知との遭遇【完全版】』(星海社新書)、『あなたは今、この文章を読んでいる。』(慶應義塾大学出版会)、『ゴダール原論』(新潮社)、『ニッポンの文学』(講談社)、小説『半睡』(書肆侃侃房)ほか多数。


「2024年 『「教授」と呼ばれた男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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