仕組まれた情事 (ハーレクイン・ロマンス 2552)
- ハーパーコリンズ・ジャパン (2010年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596125521
感想・レビュー・書評
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記憶喪失のヒロインの弱みにつけこむように復讐を誓うヒーローという構図から始まるシリアスな展開の鬼ロマ。
二転三転する真実とパワーバランスがラストまで読者を引きつける。
鬼ロマ好きなら楽しめるお話。
ただ、ドマラティックではあるが、話を作りすぎている感もいなめない。
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実業家(35?)+令嬢(25)[more]
<blockquote>内容(「BOOK」データベースより)
彼女は病院のベッドに横たわり、緊張にさいなまれていた。主治医の話から、自分がイヴという名前で、車の事故のせいで記憶喪失に陥っていることはすでに知っていた。そして、妊娠していることも。これから赤ん坊の父親である恋人に会うというのに、その顔さえ思い出せないなんて…。病室のドアが開き、恋人だというタロス・クセナキスが現れた。信じられないほどハンサムな男性だが、どこか冷たい感じがする。どうしても記憶を取り戻せないイヴを抱き締め、タロスが言った。「もう決して君を放さない。君は僕の花嫁になるんだ」。</blockquote>
記憶喪失ヒロインに復讐しようとするヒーロー。
ヒーローによる以前のヒロインの描写みると、本当にカラダだけのつきあいだったんだなあ、と思う。で、ヒロインに騙され逃げられ窮地に陥れられて、3ヵ月後見つかって仕返ししようと思ったら妊娠してたから、結婚して子供取り上げてヒロインは追い出そうと画策。
しかし以前のヒロインと全然違うのに驚き、惹かれるヒ−ロー、とお約束の展開だけど面白かった。どんでん返しもあったし。
しかし、キスしたりベッドを共にするたび<span style="color:#ffffff;">記憶が少し戻る</span>というのはご都合主義だと思うし、ラストの5ヶ月も物足りないので★4にならず。
ヒーローの独白がヒロインと同じくらい多い話だった(笑)。
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全体的にやりすぎな感じ。
ヒーローはヒロインのことを憎んでるのにムラムラしちゃうところもなんだか…
記憶喪失前のヒロインがパーティーガールだった理由がよく分からないまま、ヒーローと一緒に最後の最後まで困惑させられた。で、分かってみればかわいがってくれてた継父を何年もないがしろにするほどのこととも思えず、このヒロインは好きになれなかった。
記憶喪失によってヒロインの本当の人格が出てくる話なら、「ふたりのジョアンナ」の方が好き。