通い猫アルフィーと3匹の教え子 (ハーパーBOOKS)

  • ハーパーコリンズ・ジャパン
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596521422

感想・レビュー・書評

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  • 通い猫アルフィー・第八弾。

    アルフィーの通い先でもあり、“本宅”のクレア一家と家族同然の付き合いをしていたポリー一家が、エドガー・ロードから引っ越してしまいます。
    寂しさに落ち込むアルフィーですが、一方でジョージとハナとの間に生まれた三匹の仔猫たち~サンタ、タイガー、ホリーのお世話でてんてこ舞い。
    そんな中、引っ越したポリー一家の空き家に、何者かが侵入しているようで・・。

    ついに、アルフィーがおじいちゃんに!
    パワフルな三匹の仔猫たちに振り回されながらも、仔猫の両親である、ジョージとハナよりも面倒を見る羽目になっているところがアルフィーらしいですね。
    思いつきで〈仔猫の学校〉の開校したはいいもの、“思ってたんと違う”、はちゃめちゃな展開になって苦労したりと相変わらず大忙しのアルフィー。
    さらに、ポリー達の空き家の“侵入者”問題を解決する為に奔走したり、いつでも“世のため、人のため、猫のため”に頑張っちゃうアルフィーが尊くてなりません。
    今回の空き家の“侵入者”に対しても、追い出そうとするのではなくて、“宿が無くて困っているなら、何とか力になりたい”というスタンスなんですよね。
    本当に、なんて愛にあふれた猫なんだろう・・・もう、アルフィーが愛しくてたまらんって感じです。
    そして、ポリー一家の転居とは別に、ある人物との哀しい別れもありましたが、新たな出会いもあったりと、ネタバレになるので詳しく書きませんが、ニャンコ軍団大活躍(仔猫たちもグッジョブ!)のドタバタ劇の果てに、ハッピー&ハートフルなラストには、読んでいて心が温かくなりました。

    さらに、巻末にはオマケの短編「通い猫アルフィーの休日」が収録されていて、こちらは久しぶりに<海風荘>を訪れたアルフィー達のお話でございます。
    <海風荘>に住み着いている猫・ギルバートもお元気そうで何よりですし、何といっても仔犬のベイリーが可愛くて癒されます。こちらも、ほっこりする素敵なお話で楽しませていただきました~。

  • アルフィーがおじいちゃんだなんて、シリーズが始まった頃には想像もつかなかった!

    仔猫たちが可愛いすぎる!
    自分のことを可愛いと思っているところ、猫らしいなぁと思いました。
    ジョージの仔猫時代も思い出したりして、勝手にアルフィーファミリーの一員気分です。

    今回も別れと新しい出会いがあって、全てに優しさがあふれていました。

  • 登場人物が増えて、誰が誰か、猫だか人間だかすぐに判別できなくなってきた(笑
    文化の差なんだろうけど、仲がいい家族が引っ越すだけでそんなに悲しむ?と思うし、仕事辞めてまで戻ってくる?とも思った。
    それ以外は面白かった。

  • 通い猫アルフィーの第八弾。

    前作で誕生したジョージとハナの子供たちが、
    予想通り、今回は大活躍。
    1歳になったばかりでいたずらざかりの仔猫たちのために、
    アルフィーは学校を開くことにする。
    最初の授業は人間を教育すること。

    長年一緒にエドガー・ロードに住んでいたポリー一家が引っ越してしまい、
    今回の「別れ」はこの一家のことかと思っていたら、
    スノーボールと暮らしていたハロルドが亡くなってしまう。
    ジョージがバスに乗って病院にお見舞いに行ったこともあったっけ。
    最初にハロルドの具合が悪く、
    スノーボールはアルフィーと暮らしてると書かれていたが、
    まさか亡くなるとは思っていなかったのでとても残念だ。

    ポリー一家の住んでいた家に誰かが住み着いていると思ったら、
    母親が病気になってしまい、
    飼い猫と別れて施設に行くのを嫌がって家出をした女の子だった。
    問題を解決しようとアルフィーたちが連れて行ったフランチェスカ一家の次男が、
    一緒になって学校をサボるのとは、面白すぎる。

    仔猫たちの作戦でポリー一家が戻ってくることになり、
    学校の成果が出たようで良かった。

  • 避けられなかった別れと回避できた別れ。
    そして別れを回避させたのが仔猫たちの諦めない気持ちからだったというのがなんとも微笑ましい。

  • 今回も面白かった。仔猫達が可愛い。

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