通い猫アルフィーのめぐりあい (ハーパーBOOKS)

  • ハーパーコリンズ・ ジャパン
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596541406

感想・レビュー・書評

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  • 通い猫アルフィー、6作目。
    思わぬ出会いと、ジョージのとんでもない行動、そして…?

    アルフィーは気のいい、大きな灰色の猫。
    エドガー・ロードの3軒の家を回り、住人と近所の猫たちのことを見守っています。
    本宅のようなクレアの家では、ジョージという可愛い子猫を迎え、父親としての自覚も。

    今回は思いがけなく、犬が登場。
    パグ犬のピクルスをクレアの家で昼間は預かることになります。
    自分も嬉しくはないアルフィーですが、最初は敵意むき出しのジョージを説得する立場に。
    やんちゃなジョージとはまた違い、言葉の通じない?相手を教育するにはどうしたらいいか?
    いちおう同じ言葉を話す設定ですが~(笑)

    ジョージはピクルスを弟分として受け入れ、素晴らしい猫を目指すように教育し始めたり。
    思春期から若者へとどんどん成長しつつあるジョージが、どこへともなく遠出するようになり、アルフィーは心配でたまらない。
    あとをつけて見たら、なんと…?

    ご近所の偏屈な老人もほだされる、元気なジョージの楽天的な行動は、大人のおとぎ話かな。
    問題になりそうなことも深刻になる前に解決に向かい、ほのぼのと心温まる展開に。
    三つの家族の人たちも、それぞれに成長しながら生きている、シリーズものならではの読後感が優しい。
    一生懸命、人のこと猫のことを考えているアルフィー。
    そりゃあ、いいこともなくっちゃ、ね☆

    コロナ禍での自粛生活もチラッと出てきます。
    そんな時期もあったね、と過去のことになるのを祈りつつ。

  • アルフィーシリーズ第6弾。前巻ではアルフィーが愛するネコとの別れ。しかしエドガー・ロードの人間とネコの友情に触れ、徐々に立ち直る。今回そんなアルフィー・ジョージのもとに仔犬のピクルスが登場する!なんて可愛らしく、不細工で賢くない。一方ご近所の老人ハロルドの入院により、仲良しさん同士が病院を往復、ピクルスの面倒などで疲弊する。今回アルフィーとジョージが激しい親子喧嘩。そこに現れた救世主の○○○〇!会いたかったよ!いつの間にかジョージが大人になっていた。今回も涙~、ここの場所の幸福はネコ達が築き上げている。

  • 通い猫アルフィー・第六弾。

    タイガーを失った悲しみをまだ引きずっているアルフィー。
    そんな中、近所の家でパグの仔犬・ピクルスが飼われることになり、例によってアルフィーがピクルスの“子守”をする羽目になります。
    そして、ジョージと仲の良い老人・ハロルドが入院したのをきっかけに、ジョージが“仕事(アニマルセラピー的な)”に目覚める一面も。
    さらに、タイガーが飼われていた家に新しい猫がやってきたり、“ごみばこ”に彼女ができたりと、相変わらずアルフィーの周辺はニュースでいっぱいです。
    そして、終盤ではタイトルにふさわしい、驚きの“めぐりあい”が・・!
    今回も次から次へと問題は起こるにせよ、ラストは心がぽっかぽかになるので、このシリーズは大好きです。
    そして、巻末のおまけに、コロナ禍でのアルフィー達の様子が書かれた短編が載っていて、こちらもほっこりしました。

    ※一部抜粋して音読しています♪↓
    https://www.youtube.com/watch?v=ED5yGOgG6QI

  • 通い猫アルフィーの第六弾。

    タイガーが亡くなった後のアルフィー達を心配していたが、
    なんとかやっているようで良かった。
    ピクルスと名付けられたパグの仔犬が近所の家に来て、
    またどたばたしているけど。
    皆の注目を集めたピクルスにふくれるジョージじゃないけど、
    犬が登場した事にはちょっと不満。

    近所のご老人が発作で倒れて入院したり、
    ジョージがバスに乗って(!)お見舞いに行ったり、
    日本から来た母子の母が妊娠したり、
    驚いたことに、初恋の相手スノーボールが戻ってきた。
    そしてまたクリスマスが来た。

    巻末にウェブサイトに寄稿された短編、
    コロナ下のアルフィー達の様子が掲載されていてたのが、
    とても良かった。
    作者からの心暖かいのメッセ―が伝わって来て。

  • ジョージがいい子に育ってる!
    まさかワンちゃんがメンバーになるとは思わなかったけど、人間や犬より賢い。と思っている猫たちが可愛い。

    今回も幸せな結末にほっこりしました。
    おまけの、コロナのお話も読めて良かった。

  • シリーズ6作目。
    またまた新たな仲間が加わって、アルフィーの周りはいつも賑やかでいいなぁ。犬が加わるとは思わなかった。スノーボールとの今後もまた何かありそうで目が離せない。
    クレアの面倒見が良すぎて、やること一杯で倒れたりしないか心配になる。

    2020年に出た本ということで、最後に「通い猫アルフィーのステイホーム」という短編がついている。今をアルフィーたちと一緒に生きている気持ちになったり励まされたりして、良かった。

  • 本作はシリーズ第六作という。
    実は、この巻からはじめて読む。
    が、まあ、それほど困ることはなかった。

    猫を主人公とする、ハートフルな物語。

    自らを人間よりも賢いと思っている、誇り高い猫たち。
    びっくりしたのは、よくあるツンデレ猫ではないことだ。
    特に主人公アルフィーは、「誰とでも仲良くできる」、そういう猫として誇りを持っている。
    そして周りの猫と人間の幸せを望む猫なのだ!

    彼らの「本宅」のママ、クレアを中心に、ご近所との温かいお付き合いの輪ができているのだが、猫たちの社会も、負けず劣らずうまくやっている。
    あれ?イギリスって、孤独対策の省庁ができたりしたところじゃなかったっけ?
    そう思っていたら、やはりその問題も現れていた。
    病院にいる、誰からも見舞いが来ない人たち。
    ああ、やっぱりねえ。

    どうにかしなくちゃ、と立ち上がったのが、猫たち。
    偏屈老人ハロルドを助け、鈍い人間どもをどう操るか、計画を練るのが楽しい。

    そうか、これは大人のための童話なのか?

  • 通い猫アルフィーのめぐりあい
    レイチェル・ウェルズ

    通い猫アルフィーシリーズ⑥

    ∞----------------------∞

    新しく仲間が加わった。それもパグのピクルス。猫を飼っている家に犬?とも思ったけど、そもそもピクルスはポリーの家の飼い犬。なのに、仕事で家を空けてる間はクレア(と言うよりもアルフィー)が世話をするっていうのは果たして如何なものか...
    まだ幼いピクルスはしつけも大変で、アルフィーはてんやわんや。ジョージはピクルスを"立派な猫"になるようにしつけようとする。

    そしてハロルドおじいちゃんとジョージの友情。入院したハロルドに会えないジョージはイライラして、バスに乗って病院に面会に行く。猫ちゃんがバスに乗ってても誰も気付かない?病院では人がドアを開けるタイミングを待ってダッシュで駆け抜けるとか、ちょっと無理矢理感はあるけど、ジョージやアルフィーならやって退けるかもって感じがしてしまった。

    そして、スノーボールが帰ってきた!おじいちゃんとスノーボールっていう組み合わせもなんか私の中では違ってて、元の飼い主の手放した理由も納得いってないのだけど...まぁ、みんな幸せなら良いのか。

    そういえば気になったのが、犬と猫が会話出来るとこね。以前、牛だか羊だかは会話出来てなかったような...

    そんな色んなちぐはぐを感じて、シリーズを続けるって大変なんだなぁっていう要らない思いをして読んだ。

    最後に、2020年ステイホーム中の短編がおまけされてた。ジョナサンがリモートワークで3匹に邪魔されてたけど会社では好印象のはず?

    2023/09/18 読了

  • このシリーズはほっこりした気持ちになる。
    アルフィーが可愛いなぁ。
    自分のステイホームを心配するところも含めて。

  • 擬人化ってか、人間と一緒ですよね。こんなに自由に外に遊びに行ける猫の集いがあるなら良いな。

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