レッド・クイーン 2 ガラスの剣 (ハーパーBOOKS)

  • ハーパーコリンズ・ ジャパン
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (616ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596550774

感想・レビュー・書評

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  • 相変わらずスピーディーな展開でストーリーは面白いのだが、どうにも主人公のメアが好きになれない。
    彼女の心の中にある「自分は特別」という考えが、物語の端々にあらわれていて不快になる。
    ニューブラッドを特別視する彼女は、シルバー達と何ら変わり無いように思うのは私だけだろうか。

    この巻は、新たな出会い、別れ、再会と前作同様さまざまなことが起る。
    この巻の終わりをみれば、次回も怒涛の展開なのは分かりきったこと。
    これからどうなっていくのか楽しみにしてます!

  • メアが生きているのが不思議なくらい、本当にいろんな目にあっていて、精神的なものより肉体が心配になった。肉体は回復しても精神のダメージは積もっていくものなんだろうけど、、。
    そんなに一人で背追い込まなくても、と思うけどカルとの距離も思ったより縮まらず、孤独感が強かった。
    1巻もそうだったけど、最後の30ページくらいで怒涛の展開で、どうなっちゃうんだ…と気になるところでおしまい。
    次巻ではどんな展開を迎えるんだろう。早く読みたい!

  • 続きが気になる!!今回もハラハラしっぱなしだった。ヒロインは優柔不断で色々と突っ込みたくなるけど、そこが面白さの基礎なんだろうなと思う。

  • 去年第一作を読んで、刊行を首を長くして待っていた続編。ここで終わるか!という引きで、次巻も楽しみ。誰を信じていいのか、何が待ち受けているのか、読んでいて文字通りドキドキした。
    第一作では、シルバーとレッドの階級の違いが現実世界の格差を投影したようで、世界の矛盾に翻弄される主人公と思って読んでいたんだけど、今回はより主人公メアの内面を掘り下げている感じ。
    世界の政治の事なんて気にしないで自分の生活のことだけ、出来れば楽しいことだけ考えて生きていけたらいいのに、力を持ってしまったばかりに人の上に立つしかなくて、誰かを助ける為には誰かを犠牲にするしかなくて、それが褒められる訳でもなくて。誰かのせい、何かのせいにして生きていけたらいいのに自分と向き合うしかない葛藤が生々しかった。

  • うーん。なんかメア弱くなってない?
    エラーラの死もあっけないし、なんかこう余計なところは描写濃厚なのになぁ。バランスがなんかこう(語彙力
    とはいえラストまで付き合いますよ。キャメロンがどうなっていくのか楽しみ。

  • 一枚の銀貨をくれた罪深い少年が、私の胸を離れなかった。
    あのたったひとつのほどこしが私の未来を変え、彼の未来を壊してしまったのだ。

    王宮でいじめられていただけの一巻と違い、移動と戦闘場面が多く、仲間探しの展開も早くて楽しめた。堕ちた王子であるカルが、つまずきながら森を進んだり、からかわれて耳まで真っ白になったり、悪夢にうなされて涙を流したりして可愛い。メイヴンの方も、相変わらずメアに執着している理由は不明だが、残虐な少年王というキャラが陰湿で良かった。メアはリーダーらしくなってきたが、その分メアの決定に従うだけのカルが無能に見えてきたように思う。

    ニュー・ブラッドが増え、他国のレッドまでからんできて登場人物と能力の種類が多すぎて覚えきれない。最初の方でメアが電磁シールドを張って防弾していたので、他にも新技が出るかと期待したがずっと電撃だけで残念。カルといいカイローンといいメイヴンといい、ヒーロー候補がどれも精神不安定な男子ばかりで心配。

    「あらすじ覚え書き」
    処刑場から脱出したメアとカルは、スカーレッド・ガードの秘密基地のひとつであるタック島へと向かい、そこでスカーレッド・ガードがノルタ国だけでなく他国のレッドをも巻き込んだ巨大組織であることを知る。カルの叔父ジュリアンから得たリストを頼りに、レッドでありながらシルバーの力を持つニュー・ブラッド達を探そうとするも、先々でメイヴンの妨害に遭う。メイヴンに裏切られた心の傷と孤独を抱えるメアは、同じ傷を持つカルに慰めを求める。

    仲間探しを続ける中、連れ去られたニュー・ブラッドが刑務所に収監されていると知ったメア達。予言者ジョンの言葉を信じ刑務所に急襲をかけたメア達は、多くの被害を出しつつ仲間を救いエラーラ王妃を倒すことに成功する。メイヴンを失脚させるべく真実を語った映像を国中に流し、戦場へ送られたレッドの子供達を救うためチョーク地方へ向かうも、メイヴンの待ち伏せに遭いメアが捕虜となる。

  • また、怒涛の展開ですね。
    まさに「レッド・クイーン」にふさわしい。

  • 何かちょっと、しんどいなと感じた。
    そりゃ~確かに怒濤の日々が延々と繰り返されていて、精神面で追いついていかないのは理解できるけど、いちいちそこで立ち止まってられる状況なのか?と思ったり。
    相変わらずメアが精神的に弱くて、中途半端。
    メイヴンにあんなに酷い目に遭わされるのに、そんなにまで執着する?ドMなの?と思ったりw
    カルと良い感じなんだろうかと思ったら、やたらにカイローンにすりよったり。
    どの男かを決められないでいることが、結局自分の首を絞めてるんじゃないだろうかと思う。
    エラーラの死はあっけなかった。
    作者の書き方なのか、翻訳のせいなのか、私の読解力のなさなのかw
    エラーラが死んだ場面の描写が分かりにくかった。え?死んだの?と、読み返したくらい。
    主人公に自分の気持ちが乗らないので、読むのがけっこうしんどいんだけど、頑張って最後まで読もうと思ってる。

  • 騙して騙されて裏切りの連続で、しんどい。

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