あでやかな落日

著者 :
  • 毎日新聞出版
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本棚登録 : 62
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (585ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620105697

感想・レビュー・書評

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  • 逢坂剛初読。家電メーカーのアウロラ電機を巡って、広告代理店東亜アドとセントラル広告が繰り広げる暗闘を描く。主人公はセントラル広告の依頼で、アウロラ電機の大型コンポのキャンペーンのイメージキャラクターを探すことになった現代調査研究所の岡坂神策。
    ストーリー展開がスリリングで大いに楽しめた。著者は博報堂で働いていたことがあり、ギターとフラメンコが好きなようで、その経験、趣味がこの作品の中で十分に活かされている。

  • 面白かったですね。

    読みやすいし、結構な勢いで、のめりこんで読んでしまいました。

    まあ、ちょっと、主人公の台詞が、斜にかまえすぎている、というか気取りすぎているような感があるのと、秘密を知った経緯がかなり不自然な気がしますが、その点差し引いていも、面白かったですね。

    正直、あまり期待していなかったのですが、いい意味で裏切られました。

  • 今回は広告業界の熾烈な戦いをテーマにしたサスペンスといったもの。読み出して気を引いたのは展開する場所の一部が東京の都営地下鉄内幸町駅が関係していること(ここは6年ほど通勤の降車駅であった)、話題になっているのがシステムコンポの音響製品であること(会社に入っての大きな部分をオーディオ関係の製品作りに関わっていた)と、さらに最近ヴァイオリンやギターに関することに興味を覚えていたところであったため、非常に興味を持って読んでしまつた。
     
     

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著者プロフィール

逢坂剛
一九四三年、東京生まれ。八〇年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八六年に刊行した『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。二〇一三年に日本ミステリー文学大賞、一五年には『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を受賞。「百舌」シリーズや「長谷川平蔵」シリーズなど著作多数。

「2022年 『最果ての決闘者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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