夜に目醒めよ

著者 :
  • 毎日新聞社
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本棚登録 : 31
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620107226

感想・レビュー・書評

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  • 図書室の一番上の棚にあって、まだ誰も借りてない本だった。カバーデザインに惹かれて講読。

    ラストが凄い良いと、本の全部が良かったように思えるから不思議。(途中まで普通だと思っていた)

    会えば必ず罵り合うが、誰よりも固い絆で結ばれている在日コリアンのテツとガク。赤字続きの新宿のクラブを閉め、六本木に出店したいとガクが言い出した。だが金はない。高奉桂に借りようとするガクにテツは猛反対する。八年前の抗争で高の刺客により、テツは命を落としかけたのだ…。破天荒で無鉄砲な男たちの闘いに胸躍る、痛快な悪漢小説。(「BOOK」データベースより)


    都会の夜が好きで、その雰囲気に浸りたい人に勧めたい。

  • 図書館にて借りました。

    勝手に命名・「テツ・ガク・タマゴ」シリーズ(笑)
    どの作品も好きですがこのシリーズは特別に勢いがあって好きです。
    テツの女好きや先走り、それに上手く付き合い時には喧嘩するガク。
    テツの自称・嫁タマゴ、いいなこの3人。

    今回がガクのラブストーリーみたいだと思った。
    タマゴの云うとおり、原点は「愛」なのだ。

  • ・近くの市民センター図書室で読んでない梁石日作品があったので。そしたら学英と鉄治ってこれ「カオス」の続編なのな。
    ・学英ってのはこれ、在日である梁石日がどうしても描きたい「在日ヒーロー」的な素材なんだろな。真っ当なヒーローじゃないけどきっとそう。まあ俺も結構学英好きよ。
    ・相変わらず広げた風呂敷がきれいに畳まれない展開で、老女が自殺したのはいいけど結局あの会社が破産寸前だった理由が掴みかねて、重要な話題だけに不完全燃焼。
    ・でも今回は最後に学英が踵を返したあたり、すっと良く終わってるよね。

  • 相変わらずな人間と展開だけど、期待したわりに、イマイチ。爆発的なエレルギーを感じない。読み手であるワタシが受けられなくなったのか。

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著者プロフィール

1936年生まれ。『血と骨』『夜を賭けて』など作品多数。

「2020年 『魂の痕(きずあと)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

梁石日の作品

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