蒼き信長 上巻

著者 :
  • 毎日新聞社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620107493

作品紹介・あらすじ

"信長、先頭切って突き進むだぞ"尾張守護代の一家臣の身で三河、美濃を席巻した仁義を知らぬ信長の父・織田信秀の合戦に明け暮れた破天荒な人生。そして家出少年・信長の放浪の日々。

感想・レビュー・書評

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  • 父織田信秀の想い、若き信長がどうやってあの強き織田軍団を作り上げ、尾張を統一していったのか。
    史実に基づきながら、我々の知らない若き信長像を作り上げたのは見事。全て納得のいく展開である。流石ですね。

  • 安部龍太郎さんの「信長燃ゆ」が好きだったので、それの青年時代の話かと思って手に取ったのだけれど、あんまりだった。

    さらっと、信長誕生前後の父親の活躍から桶狭間の少し後までを少ないページ数で扱っているので、歴史の教科書みたいで、何の感想も持てなかった。。。

    信長燃ゆを楽しんだだけに、残念。

  • 前半は信長の父親の話から始まり、信長が生まれてからのエピソードを丁寧に追っている。

  • 若き織田信長について書いた本で、織田信長が生まれたところから、稲葉山城を攻めて、美濃を手中に収めるところまでが書かれています。

    信長は子だくさんでありますが、これは父の織田信秀を始めとして、一門を大事にするから、としています。

    一般に、信長は弟である信行(信勝)を弑逆したり、尾張を統一する過程で、同族と戦ったりしているため、非情なイメージがありますが、この本ではギリギリまで許そうとしている寛容な信長がいました。

    桶狭間の戦いが通説とは異なり、特徴的な内容となっていました。

    ↓ ブログも書いています。
    http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/post-595a.html

  • 中学時代から信長好き。あの頃読んだのは山岡荘八だったか。微妙なディテールの違いはあれど、大筋はやっぱり同じ。それでも楽しめるのは、やはり好きなればこそか。

    序章は信秀(父)のストーリーなので、そこは新鮮味あり。でもやっぱり好きなのは信長の話(笑)

  • 面白い!
    信長の父親「信秀」が生き生きとしていた
    最後の2年の病気とそれに乗じた政子らの陰謀に
    自分の本拠地を飛び出してでも自分の生きる道を
    切り開いた生き様がすごい!
    後編が楽しみ!

  • 信長の少年時代から桶狭間までを描く物語。
    信長はある一時までは真面目で誰よりも父を尊敬する少年として描かれている。このような少年・信長の表現の仕方は非常に画期的。
    熱田・津島の賑わいや、近隣諸国と外交戦もまるで目の前で繰り広げられているような臨場感。
    非常に読み応えのある作品です。

  • 本能寺の変公家陰謀説派の安部龍太郎だから敬遠してたけど、本能寺まで進まなければ関係ないことに気付いた。
    でも信秀の最期が何か可哀想なことに。
    恒興母も可哀想なことに。
    濃姫は勇ましい。戦友。
    しかしやっぱり織田夫婦は仲が良い方が個人的に好き。

  • 信長の本ですが、前半は父信秀の話。

    今川義元が、兄氏輝の跡をついだのが、18歳。しかも僧籍に入っていて、後継者争い(花倉の乱)に勝ってのことだったというのを知らなかったので、とても興味が湧きました。

  • 信長について、もっと知りたい

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著者プロフィール

作家。1955年福岡県生まれ。久留米工業高等専門学校卒。東京の図書館司書を経て本格的な執筆活動に入る。1990年、『血の日本史』(新潮社)で単行本デビュー。『彷徨える帝』『関ヶ原連判状』『下天を謀る』(いずれも新潮社)、『信長燃ゆ』(日本経済新聞社)、『レオン氏郷』(PHP研究所)、『おんなの城』(文藝春秋)等、歴史小説の大作を次々に発表。2015年から徳川家康の一代記となる長編『家康』を連載開始。2005年に『天馬、翔ける』(新潮社)で中山義秀文学賞、2013年に『等伯』(日本経済新聞社)で直木賞を受賞。

「2023年 『司馬遼太郎『覇王の家』 2023年8月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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