もしもし下北沢

  • 毎日新聞社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620107578

感想・レビュー・書評

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  • 父親が突然いなくなったら、子供はどう思うのか、凄くよくわかったかも。

    女性の立場からは、憎しみで時間をやり過ごす中でどうにかなっていっても、子供は違うんだよね。

    いずれは理解できる時がくるかもしれないけどwww

    私も子供に寂しい思いをさせる日がこないように、精進しよう。

  • ゆっくり、ゆっくり一歩ずつだな。

  • 後半山崎さんとそうなってしまった所でなんだかとても、がっかりした。けど、そこにいたるまではとてもおもしろかった。お父さんをなくした悲しみの描写は何度も感情移入してしまった。

    下北沢も街の風景も、働いている人の様子も、おいしそうな料理の描写もとても素敵。下北沢に行きたくなりました。

  • 家族を大切に思える本。いい意味で自分と他人は別の存在であって、自立していて、でも、支え合っている。そう感じられた。

  • お母さんが元気になっていく過程がすごく良かったな。
    どんなにつらいことがあっても生きていかなくちゃいけなくて、生きていたら死んだようだった心もそのうちちゃんと活動を始めて、ってそういう過程がさりげなく、でもきちっと描かれている。
    感情移入するでもないけど、ああ、元気になれたんだな、って安心するような、そんなながれでほっとした。

    今日は何か、おいしいものを食べよう!

  • どんどんジェイソンに近づいているなあと思う。

  • 軽く読むつもりだったのに、じわじわ泣けてきた。家族構成や境遇に覚えあり、主人公やその母に共感できる。そして下北沢に住みたくなります。こんなに自分の住む街や人を愛せたら見えてくる景色も違いそう。
    一番腑に落ちたのは、この先何があるか分からない その時の自分に委ねよう という発想。人生なるようにしかならない。

  • 父親を不慮の事故でなくした女性の喪失と再生の物語。その過程で重要なのが彼女の働く小さなレストランで営まれる丁寧な仕事を通した日常。淡々と物語りがすすんでいく中でなんだか既視感にとらわれたのは、同じく食べ物を通して喪失と再生を描く小川糸を思い出したからだと思う。

  • やっぱりよしもとばななの作品を読むとほっとする。飾り気のなさと人間味が魅力だと思う。
    少し一息ついて、「ゆっくりゆっくり歩く」ことを最近忘れていたかもしれないと、思った。


    ・・・麦のサラダ、食べに行きたい!

  • 固有名詞がたくさん出てくるので、
    苦手なエッセイかと思いきや・・・
    物語でした。

    ばななさんの
    日常をつらつら~と書いているようだけれど
    とても大事なことがつまっている・・・
    この雰囲気。大好きです。

    なんだか、実家にふらっと帰りたくなりました。

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著者プロフィール

1964年07月24日東京都生まれ。A型。日本大学芸術学部文藝学科卒業。1987年11月小説「キッチン」で第6回海燕新人文学賞受賞。1988年01月『キッチン』で第16回泉鏡花文学賞受賞。1988年08月『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞受賞。1989年03月『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞受賞。1993年06月イタリアのスカンノ賞受賞。1995年11月『アムリタ』で第5回紫式部賞受賞。1996年03月イタリアのフェンディッシメ文学賞「Under 35」受賞。1999年11月イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門受賞。2000年09月『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞受賞。『キッチン』をはじめ、諸作品は海外30数カ国で翻訳、出版されている。

「2013年 『女子の遺伝子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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