アトミック・ボックス

著者 :
  • 毎日新聞社
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本棚登録 : 424
感想 : 87
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620108018

感想・レビュー・書評

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  • 初の池澤夏樹作品。フツーに面白かったです。国産原爆計画、いかにもありそうな話ではあるが、それにしたって公安が何十年も追いかけるにはちょっと…と思ったら、そうきたか!
    スピード感があって読みやすい。オススメ。

  • 美汐の父、宮本耕三は自分が過去にした原爆の研究に罪の意識を感じて自死をしようと考えるができないまま生きながらえて癌で死ぬ。また、原爆の研究が過去の日本で行われたことを公表しようと懊悩するが結局は娘にその結論を託して死んでしまう。この構造は夏目漱石の「こころ」で先生がKへの罪悪感を胸に自死し、自分が行ったことを青年に告白するのと似ている。

  • 新聞連載だったそうだが、毎日ハラハラどきどき朝新聞を開くのが待ちどおしいほど 、おもしろかったのでしょうね。一気に読めたわたしは、幸せ者?

  • 面白かった。一気に読めた。2時間ドラマを観ているようだった。

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著者プロフィール

1945年生まれ。作家・詩人。88年『スティル・ライフ』で芥川賞、93年『マシアス・ギリの失脚』で谷崎潤一郎賞、2010年「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」で毎日出版文化賞、11年朝日賞、ほか多数受賞。他の著書に『カデナ』『砂浜に坐り込んだ船』『キトラ・ボックス』など。

「2020年 『【一括購入特典つき】池澤夏樹=個人編集 日本文学全集【全30巻】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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