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- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620108018
感想・レビュー・書評
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初の池澤夏樹作品。フツーに面白かったです。国産原爆計画、いかにもありそうな話ではあるが、それにしたって公安が何十年も追いかけるにはちょっと…と思ったら、そうきたか!
スピード感があって読みやすい。オススメ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
美汐の父、宮本耕三は自分が過去にした原爆の研究に罪の意識を感じて自死をしようと考えるができないまま生きながらえて癌で死ぬ。また、原爆の研究が過去の日本で行われたことを公表しようと懊悩するが結局は娘にその結論を託して死んでしまう。この構造は夏目漱石の「こころ」で先生がKへの罪悪感を胸に自死し、自分が行ったことを青年に告白するのと似ている。
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新聞連載だったそうだが、毎日ハラハラどきどき朝新聞を開くのが待ちどおしいほど 、おもしろかったのでしょうね。一気に読めたわたしは、幸せ者?
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面白かった。一気に読めた。2時間ドラマを観ているようだった。