永遠のおでかけ(毎日文庫) (毎日文庫 ま 1-1)

著者 :
  • 毎日新聞出版
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本棚登録 : 1837
感想 : 132
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620210339

感想・レビュー・書評

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  • 読んでいくうちに題名の意味に気づき悲しくなりました。
    ステキな親子関係 近い将来の自分にも当てはまると思うので親との時間を大切にしないとなと思います

  • いつか来る別れのために
    当たり前にどちらもあると思っていて、私が告げる別れと、私が告げられる別れ。
    必ず来るけど、それは今私がしていいことじゃないよな、と思った。ただ死んでいくことで、誰の労力も割かないことなんてないんだよな。

    今じゃなくていい。
    まだ、先でいい。

  • 益田ミリさんの言葉選び、好きだなぁ。

  • 益田ミリさんの優しい絵が浮かぶようなエッセイ。祖母の亡くなる前を思い出しながら読みました。
    父親の昔話を何度も聞かされるとイラッとしてしまうのですが、小説の昔話にはほっこりできるのは何故でしょうか笑
    父がお星様になりましてのくだりが面白かった。
    ミャンマー料理と卓袱料理が気になる!

  • 優しいお別れのお話。家族の絆っていいな。

  • 私がそうしてもらったように周りの大切な人の大事な人がいなくなった時にはこの本をプレゼントする

  • 自分の年齢に色々思うところのあるアラフォー間近にこの本を読み、「若い頃に戻るなら38歳の時がいい」と書く著者に励まされました。
    38歳を迎えるのが楽しみになったな。

    北海道のいわた書店さんの「一万円選書」にてご縁のあった本です。

  • ー寂しさの中の愛しさ。

    〈あらすじ〉
    父が亡くなった。思い返される父や家族との思い出。いつもいるはずの人がいなくなってしまった時の、心に穴があいた気持ち。益田ミリがエッセイとして、何気ない日々の愛しさを伝える。

    〈感想〉
    いつもいるはずの人がいなくなってしまうなんて、本当に寂しいものです。たくさんの小さな思い出の積み重ねがあって、それを一緒に思い返すことができない、それがどんなに切ないか。
    自分の気持ちの整理のために読んでみましたが、「これが父との最後のことになるだろう」って思って関われるなんて益田さんはいいな、と思ってしまいました。
    だけど、これが最後になるかもなんて、知らない方がいいのかもしれない。
    小さな思い出がふと蘇るとき、自分の感情のコップから水があふれそうになりますが、少しずつ落ち着いてくるんだろうなと思います。
    悲しみを支え合って、何気ない1日を愛しいって思いながら、きっとこれからも家族とともに生きていくんだなぁと思います。

  • 大好きな益田ミリさんの作品。
    いずれ訪れる大切な人との別れをなんとも柔らかく優しく表現しています。
    ゆるくて、ホンワカしているけどその中に芯がある。読んでいて情景が浮かびます。

    ✩.*˚初めて触るおじのおでこ。頬ではなくおでこに手が伸びたのはなぜか、頬は気安すぎた。

    ✩.*『大丈夫ですよ』という言葉を聞いて一日を終えたかった。

    ✩.*˚自分が作った世界はいつだって美しい。

    ✩.*˚悲しみには強弱があった、まるでピアノの調べのように、私の中で大きくなったり小さくなったり。大きくなった時は泣いてしまう。時が過ぎればそんな波もなくなるだろうという予感とともに悲しんでいるのである。

    永遠のおでかけ。
    タイトル通りのお話です。

  • 今回の本もすき

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。イラストレーター。主な著書に『欲しいものはなんですか?』『みちこさん英語をやりなおす』『そう書いてあった』『今日の人生』『しあわせしりとり』『すーちゃん』シリーズ、『マリコ、うまくいくよ』『僕の姉ちゃん』シリーズ、『スナック キズツキ』『ツユクサナツコの一生』『ヒトミさんの恋』『ランチの時間』等がある。

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