- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620319179
感想・レビュー・書評
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まだまだ元気なんですね中野翠さん。文庫も出して!
おそ松くんの時代p172評は、団塊世代から見た元祖おたく世代(泉麻人、坪内祐三)への感想が述べられていて(特にえっ泉さんなんで知ってんのなんていうところは)彼らと同じく団塊を見て背伸びしてきた世代として面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
毎年末に出るエッセイ集。
こんな事件、こんな映画があったな、と読みながら思い出す。
2008年は「ほらね」という年であったという言葉が印象に残る。
図書館貸出 -
私よりもちょい年上で、早稲田出身のうるさ型おばさん。
どんだけ映画見てどんだけ本読んでんだ。
しかもその合間に落語を聞き、スポーツ観戦、テレビ視聴に余念がない。
時間を有効活用してるんだろうなー。だらだらしてないんだろーなー。
中野さんの観る映画はほとんどインディ作品。
いいものも大したことないものも、片っ端からみていくんでしょうね。
だから、こんな作品あったんだ!的な作品がかなり多い。
勉強になるなぁ。
中国の小説「兄弟」は絶賛してたけど、それは私とは意見が分かれる。
ま、それはそれで参考になります。
中野さんとアカデミー賞授賞式をいっしょに観て、ああでもないこうでもない、と語ってみたいものです。
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毎年おなじみ時評コラム。相変わらず切れ味よくスパスパッと小気味よく斬ってくれるが、本人言っているように今回は映画や本についての感想が多かった。
でもそれでよかったかな〜。それがなかなか面白かったので。お蔭で視野が広がりました。好奇心を疼かせてくれる、生き生きした映画評・書評。これは一読の価値アリ!
何より印象に残ったのは、「凡人は凡人でも強い凡人になりたい」というくだり。「悪いことはしないというのもそれはそれで、結構、大変なことじゃないか?」悪いことはしないに全力を尽くして生きる「強い凡人」。こんなご時勢だからこそ、自分も「強い凡人」を目指したいものだ。