- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620320472
感想・レビュー・書評
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どんなにすごい人だって欠点はあるし、自信満々ではない。そういう自分を自分で受け止めて相手にさらけ出せせると強いな、と思った。誰しもうつになる可能性があるし、人から承認されたいと思っている。当たり前のこと。
キーワード
「自分を粗末にする」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
掃除はリラックス
自分をほめる
解決策のない悩み事はまずない
あせりこそが回復を遅らせる
自分にとって何が重要かは自分で決められる
いくつになってもやり直せる
自分を守らない
全部は手に入らないし手に入れる必要もない -
作者が精神科医としてうつや統合失調症の患者と多く接しているからか、それらに対しての深刻すぎない考え方に安心をおぼえた。本職の人が「うつは治る、大丈夫」と書いているのは心強い。
作中いろいろなトピックがある中で、一番気になったのは「昇進躁」という言葉だ。「昇進した自分はすごい!」と取り憑かれすぎて、上司を罵倒したり、女性社員にセクハラをしてしまうらしい。家族が異変に気がつき受診させたらしいが、そうなった人を受診させるというのがわたしにとっては目から鱗だった。「あの人、売れてから天狗になったよね」等言われている人も、実は昇進躁状態だったりするのかもしれない。10年ほど前の本だが、「昇進躁」というのは未だに取り沙汰されていないので、そういうこともあるのかと得心がいった。 -
そんなことは全く無い
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コラム連載を本形式に。悩みなんてちっぽけ?
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精神科医の香山リカさんが、毎日新聞に連載していたエッセイをまとめて書籍化したもの。
香山さん本人が癒されたいなと思うことや、うつの患者さんと関わってくるなかで、ちょっと温かい交流があったり日々のよしなしことを、緩いタッチで書かれてます。
今のまんまで大丈夫だよ、それを実感する本です。心があるがままに、多くの人々を癒してくれた香山さんのことばをありがたく頂戴いたしま。自分はこのままでも大丈夫、大丈夫と思えるような気がします。
心が大変なことになったとき、ゆっくり読みたい本です。生きてるだけでいいんです、って言葉だけでも癒されます。 -
三葛館一般 490.4||KA
毎日新聞に連載されていた「ココロの万華鏡」を書籍化したもの。精神科医の著者の日常や患者さんとのやりとりが書かれています。立派な精神科医に見える著者も、著者の元に通う患者も、だれもが毎日ちょっとしたことで喜んだり、反省したり、落ち込んだりしていることに気づいて、自分だけじゃないんだと、心が軽くなります。
和医大OPAC → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=60347 -
香山リカ氏を少し見直した。