なんとか生きてますッ 2

著者 :
  • 毎日新聞出版
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本棚登録 : 155
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620323367

作品紹介・あらすじ

いくつになっても悩んでる!珍事遭遇率抜群の著者によるおてんば、くすくすエッセイ、大好評第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 前作があまりに面白過ぎたので、
    『う~ん、、、柳の下にドジョウは二匹いなかったのね。。。』と思いつつページをめくった序盤。。。
    途中から段々とエンジンがかかってきて
    もはや鉄板ネタとも言える泥酔⇒記憶喪失のネタ
    (さらにパワーアップされていました)で大爆笑した中盤
    そしてそして、今回は終盤に来てホロリとするようなまさかの展開が待ち受けていたのでした!
    やるな~エリーさん♪
    柳の下の二匹目はドジョウじゃなくてアナゴだったのね~。

  • エリーさんの記憶にない酔っ払い話がまたまた最高です! 誰にも止められないその行動自体が、もはやアートなのでは?

  • 研ぎ汁の所は本当に笑ってしまった

    紹介されていた森光子さんの言葉が一番刺さった

  • 相変わらず面白い。

  • エリーのトホホな日常が詰まったエッセイ集。「昭和ですけど、なにか?」「日本昔話な出来事」「我慢しちゃう癖」「白米に癒されて」など、『サンデー毎日』連載から“迷”エッセイを厳選収録。

    笑える話も多いけど,今回は真面目ないい話もあったなぁ。

  • めっちゃ好き。共感したりも。
    いまのわたしにシンクロ。

    ・無駄遣いしない
    ピラティス教室の解約に行けずにずっと無駄に払い続けていたお話。私もしちゃいそう。自分だけじゃなくてエリーさんもかぁ。。と思ってちょっとほっとして救われた。

    ・昭和ですけど、なにか?
    私も死語言う事ある。。。

    ・東大生だったのかな?
    東大らしい生活を生活を全くしなかったのだが、人生の中でこんなふうに漠として、のらりくらりとした時間があるというのは、とても貴重で意味があることだと、今は思う。でも本当に東大だった?

    ・今夜もあの止まり木に
    本当に辛いときは、辛いなんて言えない。だって、辛いと言った瞬間、その辛さが、風邪のようにその人にうつってしまう気がするから。だから自分がいい状態じゃないと相手に会えない。辛いだなんて到底言えないし、言おうとも思わない。「だから、仲間がいないんですよ」彼女は静かに言った。「辛いって言うことから始まる関係もあるんです。そこから生まれるものがあります。血がつながっていなくても家族になれるんですよ」自分が人を傷つけたくないと思うあまりに結局、誰とも深い絆を作れていなかったのかもしれないと反省した。もっと人に踏み込む必要があるんだ。弱みを見せる必要があるんだ、と。

    ・おとんが生きてたら
    父がよく言っていたアドバイス。
    「仕事とかやらなあかんこと、イヤやろ。やるまでがイヤやねん。そやから、目をつむってまず、えいっと机の前に座る。それで、えいっと、鉛筆握ってまず一文字書く。そしたらそのまま乗って仕事できるねん。やりはじめたら案外大丈夫なもんやねん」

    ・あなたなーらどうする?薄情編
    泣かない人が薄情、という話に共感。

    ・時は過ぎゆくもの
    人付き合いもいいけれど、自分が本当にやりたいこと、今、一番見守っていきたいもの、ができた場合は、それを優先しないとなぁと思った。この年になると、結婚は?子供は?と言われるけれど、実はそういうことも、こうでなければいけないとか、どうしても、とは思わなくなった。結婚したいとか言うと、喜ばれて、リップサービスでそんな話をしてしまうのだけれど、本当のところはどうなのかというと、自分を理解してくれる人がいればそれでいいし、自分が理解して応援したいと思う人がいれば、それでいい。要は、心のつながりなのだと。本当に自分が欲しいものというのは、そういうものだったのではないかと。形ではなく。

    とあるラジオ番組にゲストでお呼ばれして、そのときに一年を振り返ってどんな年でしたか、と言われたとき、咄嗟にこう答えた。「何か過渡期のような、来年再来年の準備だったり、今一度立ち止まるような年でしたが、でも、振り返ってみて、何気ない一日の風景が鮮明に蘇ったり」例えば、徹夜で飲んだあとに立ち寄った朝八時の戸隠神社の杉並木だったり、友と喧嘩してしまってうずくまった路地の景色とか…そういうワンシーンワンシーンが、愛おしく思えたりする。一日一日の積み重ねが人生だとすれば、一年のうち、たった一日でも鮮明に素晴らしい日があればいいと思う。そして、ある一日をなんとか生きていれば、後になって、その一日は何気ないはずが、映画のように味わい深い一日になっているのではないか。もがきながらも、悩みながらも、真剣に向き合っていれば、きっと。と、このたび、思った次第である。

  • 大宮エリーさんのクスッと笑える日常。お酒で記憶無くすのは、もうちょっと気をつけた方がいいよー、って思います。

  • 待っていました!前作を上回る面白いエッセイでした。自己分析がよく出来ている人なんでしょうね、エリーさんって。幾つか真面目な事も書かれていましたが、エリーさんの人柄が出ていてより一層、エリーさんの書くエッセイが楽しみです。やはり個人的にはお酒のネタが一番笑えます。笑えるって言うより大爆笑してしまいます。イヤな事があっても、このエッセイを読むと自分のちっぽけな悩みなんて一気に吹っ飛びます。また、次回作を楽しみに待ちたいと思っています。

  • 今回もいっぱい笑った~。
    飲みすぎて逸話がいっぱい、でも記憶をなくすって大丈夫かしらん。
    またおかんがめっちゃ個性的。
    著者が辛い時、辛いって言える恵比寿のマスターがいてよかった。

  • エリーさん、面白いけど、深みのある話が読めてありがとう。少し心が軽くなった気がします。

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著者プロフィール

画家、美術家、作家。広告代理店勤務を経て、ラジオのパーソナリティ、映画監督、舞台の作演出など多方面で活躍。2012年に福武總一郎氏のモンブラン国際文化賞のお祝いとして制作したライブペインティング作品「お祝いの調べ:直島」をきっかけに絵画制作をはじめる。現在は個展や芸術祭で作品を出展し、高い評価を得ている。近著に絵本『虹のくじら』(美術出版社)など著書も多数。

「2019年 『ハートのレオナ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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