天文学者とめぐる宮沢賢治の宇宙 イーハトーブから見上げた夜空

  • 丸善出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784621307342

作品紹介・あらすじ

宮沢賢治(1896-1933)は日本を代表する詩人・童話作家の一人で、岩手県花巻市に生まれ、わずか37年の生涯の中で膨大な短歌と詩、童話を書き残した。幼い頃から鉱物や植物の採集に興味を持ち、地質の調査に取り組み、教師や農業指導者としての一面を持っていたため、彼の作品には科学知識が随所に盛り込まれている。代表作『銀河鉄道の夜』はいまから100年前に書かれたものながら、18世紀末頃に確率された「現代天文学」で理解できる部分も多いという。

アインシュタインが一般相対性理論を発表してからおよそ10年後、岩手で教師として過ごした賢治は、天文学の専門知識をいつどこで得たのか。すべてが創造だとしたら、いったい賢治は宇宙をどのように見ていたのだろうか。天文学会きっての賢治マニアとして知られる天文学者の著者が、賢治作品の中から天文学に関連する記述を取り上げ、天体写真などとともにその謎や信憑性について考察する。

感想・レビュー・書評

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  • 夜空を見上げて星を観測しよう!天文学をもっと身近に感じる本特集! - 丸善出版 理工・医学・人文社会科学の専門書出版社
    https://www.maruzen-publishing.co.jp/info/n20525.html

    天文学者とめぐる宮沢賢治の宇宙 - 丸善出版 理工・医学・人文社会科学の専門書出版社
    https://www.maruzen-publishing.co.jp/item/b304634.html

  • (借.新宿区立図書館)
    著者の分担は第1章は渡部潤一、5章は3人連名、他は谷口義明というクレジットがされている。なお、全体の掲載写真は畑英利。
    宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」中心に作品に現れる天文に関連すると思われる事象について考察した本。若干天文にこじつけている部分もあるようだが賢治論を考える時注視すべき意見であろう。

  • こういう推測をさせる力がある作家はそれほど多くない。子持ち星雲のロス卿のリバイアサン、ゴッホ、賢治の話はやっぱりそうだったんだなあ。桔梗色が結構赤いのは言われてみて気がついた。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/780184

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50294950

  • 請求記号 440/Ta 87

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著者プロフィール

1954年北海道旭川市生まれ/東北大学大学院理学研究科博士課程修了・理博(84年 東北大学 天文学)東北大学大学院理学研究科助教授(91年).愛媛大学大学院理工学研究科教授(2006)・同大学宇宙進化研究センター長/専攻・銀河天文学/
主な著書:『現代の天文学 第4巻 銀河』(07年日本評論社;共著),『宇宙進化の謎』 (11年,講談社),『宇宙の始まりの星はどこにあるか』(13年,角川新書)

「2017年 『銀河宇宙観測の最前線』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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