トラウマの医療人類学

著者 :
  • みすず書房
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本棚登録 : 73
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622071501

作品紹介・あらすじ

臨床現場で出会ったクライアントの声から薬害エイズ、移住者問題、PTSDと法、マイノリティの精神医学まで。今を生きる一精神科医の思考と実践と共感の書。

感想・レビュー・書評

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  • 学術書というよりはやはり俺の中ではエッセイ。(いい意味で。)
    医療人類学という分野に初めて興味を持たせてくれた本。同意できない部分も多いが、視点としてはなるほどと思う。著者のキャリアは自分にとっては少し理想的。

  • この人の着眼の鋭さと正直な戸惑いには脱帽。自他への疑いの眼差しが、謙虚さと学問的な客観性・普遍性へと照射されている。

  • トラウマという言葉、私自身正しく理解しているとは言えなかったとこの本を読んで考えさせられました。刺激を受けた本。

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著者プロフィール

宮地尚子(みやじ・なおこ)一橋大学大学院社会学研究科教授。専門は文化精神医学・医療人類学。精神科の医師として臨床をおこないつつ、トラウマやジェンダーの研究をつづけている。1986年京都府立医科大学卒業。1993年同大学院修了。主な著書に『トラウマ』(岩波新書)、『ははがうまれる』(福音館書店)、『環状島=トラウマの地政学』(みすず書房)がある。

「2022年 『傷を愛せるか 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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