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- Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
- / ISBN・EAN: 9784622074373
作品紹介・あらすじ
「患者に告げること患者に聞くこと」「老年期認知症への対応と生活支援」から、河合隼雄論、自伝的書き下ろし「ヴァレリーと私」まで33篇。第7エッセイ集。
感想・レビュー・書評
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どこがありがたいのかはよくわからないままに星5
何かはあるのだろうけれども。 後半文芸パートから読み始めたので中井久夫って案外気難しく断定的だな、とか思いつつそこそこ興味深く読んだ。 ラカンと河合隼雄を経てここに立っていることはなんとなく知れる。
犬を何故か全部「彼」で呼ぶ。ポール・ヴァレリィに深く傾倒している。いるが患者としてみている。
多少の共感覚持ち。水の話を良くする。
特に親しみがあるタイプではないが、詩を愛好する者として。
レアリアrealia 現実にあるもの、模造ではないもの、人間或いは生き物がそこにある限り、周囲の事物が影響を受けない筈はないと考える中井久夫という人物。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
カリスマ的な語り口にやや陰が見られる気がするのは、「老いが私を支配してきた」せいか、それとも僕が中井氏の書いたものに慣れてきたせいか。しかしそれでもなお深く染み入るエッセー集である。「小さな花束」が特に良かった。
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