紀律と啓蒙: フリードリヒ大王の啓蒙絶対主義 (MINERVA人文・社会科学叢書 30)
- ミネルヴァ書房 (1999年7月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784623030996
作品紹介・あらすじ
啓蒙絶対主義の革新性は、単なる国制や法制度の改革という次元を超えた、心性への働きかけにある。その最大の遺産である祖国愛の情念を、人類は二世紀を経た今もなお制御できないでいるのではないか。本書は、その心性の構造を変化させた新しい「啓蒙絶対主義のプログラム」を解明する。
感想・レビュー・書評
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フリードリヒ大王の統治理念を、「社会的紀律化」と「啓蒙」という観点から構成しようとする精神史的歴史研究。従来の「啓蒙絶対君主」フリードリヒという人物像に加えて、エストライヒの言う「社会的紀律化」を自覚的に統治理念に盛り込み、それにしたがって統治を遂行していった独特のフリードリヒ像を描き出している。
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