こんなとき、どうする?発達障害のある子への支援・小学校: アスペルガー症候群(高機能自閉症)、ADHDを中心に (特別支援教育をすすめる本 2)
- ミネルヴァ書房 (2009年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (101ページ)
- / ISBN・EAN: 9784623053667
作品紹介・あらすじ
主として通常学級に在籍している発達障害が疑われる子どもたちのケースを取り上げており、知的障害を伴わない自閉症(高機能自閉症、アスペルガー症候群など)、ADHD(注意欠如・多動性障害)、LD(学習障害)などへの支援を中心としています。LDについては、自閉傾向のあるLDのケースを紹介しています。
感想・レビュー・書評
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アスペルガー症候群、ADHDの子どもたちとどうつきあうか
NG対応と望ましい具体的な支援プランをイラストで紹介
たとえば「授業に集中しない、落ち着きがない」子の場合
「大きな声で注意する」
「言葉だけで約束する」はNG
「動くことのできる役割をつくる」
「教室の展示などを工夫する」
「そのときにすることを明確に示す」などにより正しい理解と支援を
とりあげられているのは
勝手に席を立つ、教室を飛び出す
決まりごとを守れない
こだわりが強い
手作業が苦手ですぐに投げ出す
乱暴な行動をする
などぜんぶで14事例
教室に6.3%いるといわれる子どもたちのために
2009年刊、シリーズ4冊のうちの小学校版詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「その場での対応これはNG」子どもの担任の言動がこれのオンパレード。通常級の担任(年齢はベテラン)だけど、去年と今年で児童の入れ替えなし、担任だけ異動で、まるで別のクラスのよう。クラス中の親が、「楽しかった、褒められたって話を聞かない。叱られた話ばかり聞く」のもさもありなん。発達障害のない子への指導にも当然ながら有効な本。
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事例ごとの記述でわかりやすい。すぐに使えそう。NGな対応も書かれている。
頭ごなしの否定、~してはいけません、は通用しない。褒める、安心させること。