☆新版☆ モーゼスおばあさんの絵の世界: 田園生活100年の自伝

  • 未来社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784624710576

作品紹介・あらすじ

70歳をすぎて初めて絵筆を持ち101歳で亡くなるまで、アメリカの田園風景・生活を描きつづけたグランドマア・モーゼスの自伝。肖像・カラー絵写真12枚収載。

目次
はじめに

第一章 子供時代
 わたしの先祖
 さて、わたし自身について
 ルハマ叔母のこと
 わたし達の工場の火事
 わたしの最初の感謝祭
 リンカーン大統領の死
 家で
 雷雨
 わたしの初めての絵
 シュガリング・オフ
 ローソク作り
 農場での婦人の仕事
 新しいドレス
 ホワイトサイド家
 学校でのこと
 最初のフェアー
 古いオークのつるべ

第二章 南部にて
 トーマスのこと
 わたしの結婚式
 南部へ
 ベル農場
 酪農場
 ウィノーナ
 アップル・バター作り
 キャリーおばさん
 ダッドレイ・プレイスと死者
 老船長
 マウント・エアリー
 マウント・ネーボー
 ピーチィ小母さん
 ブラウニー
 北部へ帰る

第三章 イーグル・ブリッジで
 農場の生活
 子供たち
 ルーク・カーペンター
 エレノア
 巣立っていく子供たち
 暴走
 失意の日々
 南部を訪ねて
 リューマチ
 絵画
 大都会
 上板を上げられるテーブル
 わたしの絵の描き方
 ラジオ・インタヴュー
 息子、ヒューの死
 首都、ワシントンで

訳者のあとがき
新版のあとがき

感想・レビュー・書評

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  • 赤毛のアンの世界を彷彿とさせるような、厳しくも豊かな田舎の生活が描かれている。グランマ・モーゼス展に行ったのを機に読んだ。読後、もう一度彼女の絵を見たくなった。

  • ひとつひとつのお話が、全て物語だ、
    後年ななってから、ここまで詳細に書けるのだろうか。

    大好きな、大きな森の小さな家 につながる。

    自分の手で全てを生み出している。

    繰り返し観察されて描かれた絵も、細かい。

    以下 本文より心に残った言葉

    テンポはのろかったし、良い、幸福な生活がありました。人々はそれぞれのやり方で、人生をもっと楽しんでいたと思います。人々はもっと幸福そうに見えました。当節は、幸福になるための時間を費やさないのです。

    人生とは、私たち達自身が創るものなのです。

  • ぶら美(ぶらぶら美術・博物館)で世田谷美術館でのモーゼス展を紹介していたので興味を持った。

    本書では表紙カバーも含めてカラーで11枚の作品が掲載されている。

    時系列的に絵の紹介がされる事を期待していたが、題名通り自伝であった。当たり前か。

    モーゼスおばあさんにそこまで深入りする気もないので、写真と目次で斜め読み。

  •  グランマ・モーゼス、モーゼスおばあさんの描いた絵とは知らずに目にしている人は多いと思う。私もずっと昔にポストカードか何かで見たと思う。アメリカではフォークアートの第一人者であるが、なんと75歳から絵を始めたというから驚きだ。
     彼女はアメリカの農場で暮らし、妻として母として、そして祖母としてとても忙しい毎日を過ごしていた。そんな農村での日常が作品に細かく、生き生きと描かれているのだ。そんなモーゼスおばあさんの人生が、おばあさんの語り口で記されている。時代の流れが感じられ、とても興味深い。この作品を読んだ後に、モーゼスおばあさんの絵を眺めたいと思う。おばあさんの語っていた日常がきっと絵の中に見つかるだろう。

  • 知っている人は知っている方じゃないかな。
    私は、確かテレビ経由で知った人。

    彼女は、決して教養があるわけでは
    ありません。
    ですが彼女には、一生懸命に働く、
    そして刺繍がうまいという
    素晴らしい才能がありました。

    そしてそれは、遅咲きながら
    70を超えたときに
    リウマチで自由に動かせなくなり
    刺繍ができなくなった手で
    代わりに絵筆を持つことから
    有名な絵を描く人へと変化することになりました。

    自叙伝ではそこの点は
    少しも触れられてはいません。
    ただ、彼女のやさしさがあるだけ。
    黒人の差別があった時代、
    彼女は決してその差別はしませんでした。

    移民の血ということもあったからでしょうね。

    優しい文章が
    この本には流れています。

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