こども論語塾: 親子で楽しむ

著者 :
  • 明治書院
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感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (61ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784625664083

感想・レビュー・書評

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  • 論語を知っているとはおこがましくていえないが、「あれ、これは知っている」というフレーズがいくつもあり、「ああ、これも論語だったんだ」と感心するばかり。そうか、寺子屋の時代から日本人の生活に密着していたんだと体験的に納得した次第。

  • わかりやすい

  • 我が家では宿題を始める前の気持ちの切り替えにみんなで唱和?しています。

  • 【感想】論語をこどもが分かる文章は簡潔かつ分かりやすい文章に訳すことは文書力がなくてはできない、キャッチコピーやテロップなどの勉強にいかしたい。

  • 娘と論語の勉強です!
    ちょっと早かったな・・・。

  • 買ってみた

    http://www.meijishoin.co.jp/chosya/yasuoka.html

    今なぜお子様に『論語』か!

    目には見えないもの。形のないもの言葉ではうまく説明できないもの。そんなものの中にこそ、大切なものがたくさんあります。思いやり、優しい気持ち、感動する心。あるいは悲しみや困難を乗り越える力など…。『論語』には、そのような大切ものを育む言葉が収められています。繰り返し読むことで、『論語』の持つ不思議な力が、心の奥深くに、静かに蓄積されていきます。それはやがて思いがけない形でふと現れて、その人の支えとなり助けとなるでしょう。

      「素読」とは、声を出して元気に読み上げることです。意味は分からなくても構いません。繰り返し読んでいるうちに、心に染みこんでいき、その言葉の持つ魅力に気づいていきます。慌ただしい日々の中で、お子さんと一緒に古典の世界に浸る、ゆったりとしたひとときを持ってほしいと思います。

    目に見える結果だけを求めるのではなく、急いで成果を求めるのでもなく。大人のほんの少しの心遣いと手間で、お子さんは大きく変わります。

      孔子先生が最も重んじたのは「仁」つまり「思いやりの心」です。「思いやりの心」とは、自分自身を大切に思い、それと同じくらい、他人のことを大切に思えるということです。
    2500年の時を経ても、人間にとって大事なことは変わりません。『論語』の言葉は、私たちが今まで忘れていたものを、思い出させてくれます。是非お子さんと一緒に、楽しんで下さい。

  • 著者の安岡さんが、
    たとえ こどもは意味は分からなくても、
    たちどころに そのリズムを覚えてしまい、
    親はその ことばの深さに充実感を覚える。
    その時間を親子で重ねていく内に、
    こどもは、人を思いやったり、
    人の話をしっかり聴くことができるように
    変化していきます。
    “心の教育は小さいときでないと間に合いません”と
    書いていらっしゃいます。

    大人のあなたにもお薦めしたい一冊、
    必ず声に出して読んでください。

    一度だけでなく、なんども繰り返して♪

  • 学生時代、孔子の「論語」に魅了され、幾冊か読みました。詳細は覚えてませんが(読書日記なるものを付けておけばよかった)、たしか井上靖の「孔子」がきっかけだった気がします。

    さて、今回の本は親子で楽しめる論語の本です。絵本ではないですが、それに近いつくりになっており、子どもが手に取りやすいように作られた感じです。

    「論語」全体から短くわかりやすい言葉が選ばれています。有名な言葉も多く含まれており、親子で素読するのにぴったりです。

    平積みしている書店も多いと思います。一度手にとってみてください。深い言葉に思わずその場で考えさせられます。

  • ★読む目的 !
    論語を学ぶ!

    ★読書方法
    並列読書

    ★メインブランチ
    『はじめに』 『学習』 『君子』 『おわりに』 

    ★INPUT  
     ・子曰(しのたま)わく『故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知れば、以(も)って師と為(な)るべし』
     →昔のできごとや、考えをよく知り、それを毎日の過ごし方に役立てる。昔と今、古いものと新しいもの、それぞれによい所がある。良い先生とは、その両面がよくわかっている人を言う。  
     
     ・子曰わく『之(これ)を知る者は、之を好む者に如(し)かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如かず』
     →あることを知っているだけの人よりも、それを好きになった人のほうが優れている。それを好きになった人よりは、そのことを楽しんでいる人のほうがもっと優れている。  
     
     ・子曰わく『性、相近(あいちか)し。習い、相遠し』
     →人の生まれつきというのは、誰も似たりよったりで大きな差はない。生まれた後の習慣や学習の違いによって、その差が大きなってしまう。  
     
     ・子曰わく『仁遠からんや。我仁を欲するれば、斯(ここ)に仁至(いた)る』  
     →思いやりの心や優しい気持ちを持つことは、難しいことだろうか。そんなことはない。そうなりたいと強く願い、努力すれば必ず持てるもの。 

     ・子貢問(しこうと)いて曰わく『一言(いちごん)にして以(も)って終身之(これ)を行うべき者有りや』
    子曰わく『其(そ)れ恕(じょ)か。己の欲せざる所、人に施(ほどこ)すこと勿(な)かれ』
     →子貢(しこう)が質問した『ただひとことで、一生実行する価値のなるよい言葉はないでしょうか』孔子先生がおっしゃった『それこそ、恕(じょ)”=思いやりの心”という言葉。自分が人からされたくないというような、いやなことを、人に押し付けたりしないということ』  

     ・子曰わく『君子は義に喩(さと)る』
     →君子は、それが正しいか、正しくないかで物事を判断するが、小人(しょうじん)は、利益があるかないかですべてのことを判断する

    ★ウガンダの感想  
     人類の古典の中の古典とされる『論語』は、全部で約五百章からできています。今回紹介したのは、論語の全体を代表する第一章です(『学習』『友人』『君子』)。楽しく学ぶこと、よい友を持つこと、そして理想的な人間を目指すこと、この3つの目標は『論語』で繰り返し述べられていることです。不変的なことなので、是非とも学びたいものですね!

    ★一言で言うなら  
    『知恵の宝庫!』

    ★OUTPUT  
     ・子曰わく『 学びて思わざれば、則(すなわ)ち罔(くら)し。思いて学ばざれば、則ち殆(あやう)し』 
     →どんなに本をたくさん読んでも、先生から色々教えて頂いても、自分できちんと考えてみなければ、本当の力にはならない。でもあれこれと考えているだけでもよくない。学ぶことと、しっかり考えることは、どちらも同じくらい大切。

     ・子曰わく『辞(じ)は達するのみ』
     →言葉は、詩でも文章でも自分の気持ちや考えを正しくわかりやすく、人に伝えることが、一番の目的。すぐれた言葉を身につけることは、すぐれた人になるために、是非とも必要。  
     
     ・子曰わく『人の己を知らざるを患(うれ)えず。人を知らざるを患う』
     →自分のことを誰もわかってくれなくても、がっかりすることはない。それより大切なことは、まわりにいる人や友達がどんな人なのかを、自分が正しく知ることことのほうが重要。 
     
     ・子曰わく『過ちて改めざる、是(こ)れを過ちと謂(い)う』
     →誰でも過ちをゼロにすることはできない。しかし、失敗したり、間違ってしまったことを、そのままにしておいてはいけない。素直な気持ちでやり直す。そのままにして改めないのが、それこそ、本当の過ちというもの。  
     
     ・子曰わく『巧言令色(こうげんれいしょく)、鮮(すくな)し仁(じん)』
     →心のこもっていない言葉や、わざと人を喜ばせようとして作った表情は、よくない。何よりも、思いやりの気持ちを持つことのほうが大切。

     ・子曰わく『君子は人の美を成し、人の悪を成さず。小人(しょうじん)は是(こ)れに反す』
     →君子はある人にすぐれた点があれば、それをさらに進めて成功するように導き、ある人に欠点があれば、その欠点が大きくならないように導く。小人は、その君子と全く反対のことばかりを行う。

  • 「論語でまともな親になる」という新書を読んで、実際に、論語を生活に取り入れてみたい、と思い、購入。
    4歳の子どもの前で音読し始めたところ、子どもが興味深々でやってきて、一緒に音読始め、あっという間に読み終えてしまいました。
    「し、のたまわく~」という言い方が面白いらしい。
    意味とか一切教えていませんが、そのうち興味を持てば勝手に解説の方を読むだろうと思っています。
    字が大きいですし、解説文も子どもにもわかるよう平易に書かれているので、「論語」に興味を持ち始めた親御さんにはぴったりなのではないでしょうか。(「論語でまともな親になる」の著者は、ご自分で論語のテキストを自作されたそうですから、それを考えると、美しく装丁されたこの本は、格好のテキストかと)

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著者プロフィール

安岡定子事務所代表

「2018年 『壁を乗り越える論語塾』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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