- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784634151505
作品紹介・あらすじ
「世界標準」のリベラルアーツを手に、世界と闘え! なぜ、世界は5大「文字世界」でできているのか? 人類史を「文字」に着目したオリジナルな区分でとらえなおし、世界史の流れが一気につかめる驚異の「世界史」講義。
感想・レビュー・書評
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2021/12/12
くだけた書き方ですごくわかりやすい説明。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
5つの文字世界から世界史を俯瞰するという視点が新鮮。かつ本書を読む限りとても納得感がある。
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「歴史の山川」と自負する出版社だけに、いろんな観点からの歴史書を多く出しているなかで、本書は文字・文明圏のくくりで世界史を紐解いてみせた。大航海時代(15世紀〜)から世界を圧倒してきた西欧文明の勢いに陰りが見えてきた21世紀以降、世界は再び大航海時代以前の五大文明圏が並び立つようになるのではないか、という著者の予測は説得力がある。従来の西洋史観に囚われたままでは見通せない史実があることを教えてくれる。
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「文字世界」という概念で世界をエリア分けし、古代から現代、未来までの世界史を概観する。
世界史の書籍や教科書は、空間によるエリア分けでぶつ切りにしてしまう、単なる地域史の寄せ集めでしかないようなものばかりである。しかしこの本は「文字世界」という区切りにしたことで、時間を経るにつれて空間的にエリアが変動していく。歴史を解釈する上でとても有用な区切り方だと思う。お互いの文字世界の関わり方も節々に解説されているのも良い。
中高生が教科書で世界史を学ぶ前に、まずこの本で概観をつかんでからにすると、飲み込みが早くなるのではないか。「大人の」とあるが、ぜひ中高生にも読んでほしいと思う。 -
世界史本の中で、使用文字によるカテゴライズを軸に置いたテーマで展開される。勉強する、というよりは、読み物として、読み流すに最適な作品だ。ただ、あまりにも文字によるカテゴライズに固執するなど、個性は強い。
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世界史を大きく5つの文字文明に分けて見る事によって、現代に至るまでの世界の動き方がよく分かった。
新しい視点から世界史を学ぶ事ができ、楽しく読めた。 -
「暗記」じゃなくて「考える」ためのぜんぜん難しくない「世界史」講義!!比較文明史に造詣の深い著者による、「目からウロコ」のユニークな視点が満載。この1冊で人類史のおおまかな「動き」がつかめる!(e-honより)