- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784634152168
作品紹介・あらすじ
中国史上最初の皇帝となった秦の始皇帝。東方六国を平定し、天下統一を成し遂げた彼の覇業を支えたのは、数々の書物であった。
始皇帝は各種の書物とどのように出会い、どのように読んでいたのか。当時の書物の読み方を丹念に分析していくことで、彼が生涯のどの時期にどんなかたちで書物から影響を受けて政治を行ったのかが見えてくる。秦王即位の時期には帝王学を学び、六国との戦時には戦略を学び、統一後は統治を学び、そして、晩年は不老不死へ思いを馳せるに至る。現代の私たちも年齢に応じて読書傾向が変わるように、始皇帝自身もその生涯のそれぞれの時期に応じて必要とした書物のジャンルが変わっていった。
生涯を通して様々な書物から考えを取り入れて政治を行った聡明な帝王だった始皇帝だが、なぜ最晩年に焚書坑儒という事件を起こすに至ったのか。書物を通して、新たな視点で人間始皇帝の人生を見つめ直す。
感想・レビュー・書評
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「始皇帝の愛読書」は中国史実を十分理解がないと難解だ、特に様々な書物名・著者等は難しい。始皇帝は30歳後半から40歳後半までは敵の多くを殺戮・穴埋めなど卑劣な行動になった、などから帝王学として参考にしたのは「韓非子」「老子」「商君書」及び「呂不春秋」「十二紀」等が愛読書だったに違いない。晩年の愛読書は「卜筮」「易経」「医書」など長寿を夢見た始皇帝(50歳で崩御)らしいものへと変わっている。
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思ったより難しかった。半分も理解できていないと思う。そもそもの春秋戦国時代の歴史の知識がもっと必要だった。
あと漢文。たくさん引用されていたけど、自分は全く読めないから。