白神山地マタギ伝 鈴木忠勝の生涯 (ヤマケイ文庫)

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  • 山と渓谷社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784635048507

作品紹介・あらすじ

白神山地を跋渉した"目屋マタギ"の"シカリ"鈴木忠勝の言葉を通じて綴った、豊かなブナの森と共生した文化。クマを追って山と谷を駆け巡った日々の記憶、忘れ去られたマタギの伝承、ダム建設で湖底に沈んだ山村。世界自然遺産登録以降、山人の生活とのかかわりを絶たれた山々…、今は失われてしまった山の民の暮らしと、白神山地の自然を記録したルポルタージュ。

感想・レビュー・書評

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  • 【おんなの目】 成熟 | サンデー山口
    https://this.kiji.is/663184236140086369

    伝承こそが真の遺産『白神山地マタギ伝』 - HONZ
    https://honz.jp/articles/-/40777

    ヤマケイ文庫 白神山地マタギ伝 鈴木忠勝の生涯 | 山と溪谷社
    https://www.yamakei.co.jp/products/2818048500.html

    https://booklog.jp/edit/1/4822814106

  • マタギ伝鈴木忠勝の生涯というタイトル通りなのは半分過ぎまで。以降は白神山地という場所の来歴になって行くのだが、それはマタギを含んだ場所として必然の流れなのでよいとしても、最後に向かって行くに従って筆者本人のことばかりになっていき(なんか委員会でPRしただの、自称マタギが多いだの)鈴木忠勝氏の話はどうなったの?という感じで興ざめでした。
    前半部はよいのですが。。。
    タイトルが違えば、違った気分で読めたのかも。

  • 白神山地でマタギとして生きた鈴木忠勝氏の聞き書き。
    ダム建設や世界遺産登録というエピソード以前に、マタギという職業が変質していたこと、また、現代で言う『マタギ』と、本来、『マタギ』と呼ばれていた人物とは概念が違うのではないか……という記述など、興味深い内容ばかりだった。
    ヤマケイ文庫からは、山とともに生きた人々の本が沢山刊行されているが、本書は社会派寄りで、その点でも異色。

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著者プロフィール

根深誠

1947年、青森県弘前市に生まれる。明治大学山岳部OB。日本山岳会会員。日本勤労者山岳連盟顧問。73年以来、ヒマラヤの旅と登山を続ける。84年にはアラスカ・マッキンリー山(現・デナリ)で行方不明になった植村直己さんの捜索に参加。これまでにヒマラヤの未登峰6座に初登頂。故郷津軽の自然を愛し、白神山地を歩き尽くす。ブナ原生林を東西に分断する青秋林道の建設計画が持ち上がった際には、反対運動を立ち上げる。主な著書に『遥かなるチベット』、『山の人生』、『いつか見たヒマラヤ』、『ネパール縦断紀行』、『風雪の山ノート』、『世界遺産 白神山地』、『ブナの息吹、森の記憶』『白神山地マタギ伝 鈴木忠勝の生涯』など多数。

「2019年 『渓流釣り礼讃』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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