- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784635049078
感想・レビュー・書評
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手塚治虫『手塚治虫の動物』ヤマケイ文庫。
今や伝説となった天才漫画家・手塚治虫が遺した作品の中から『動物と人間』をテーマとしたマンガを7編をセレクトした作品集。
明らかに手塚治虫は動物の側に立って作品を描いている。人間のエゴは動物の命や自然を軽々しく扱い、やがて人間にそのしっぺ返しがやって来る。
『ロロの旅路』。北海道の自然の中で暮らす最後のエゾオオカミの子供ロロの物語。人間に撃ち殺され、剥製にされた母親を追い、エゾオオカミの子供たちは都会へと足を踏み入れるが、次々と兄妹は亡くなり、ロロが独り生き残る。
『ブラック・ジャック 白いライオン』。アルピノの白いライオンの治療を依頼されたブラック・ジャックは……
『ロバンナよ』。大人向けの『空気の底』シリーズの第13話。ジョルジュ・ランジュランの『蠅』をモチーフにした作品だろう。
『悪右衛門』。殿様の天下取りのためにキツネ千匹を集めようとする悪右衛門。
『ころすけの橋』。吊り橋にハマって動けなくなったカモシカの子供を助けようとする少年に大人たちは……
『動物つれづれ草』。ウマとタヌキの生涯と人間の人生を重ね合わせた寓話的な作品。
『ボンバ! 』。少年の怒りは、ボンバという馬の姿になり、憎むべき人間を次々と殺害する。
本体価格1,000円
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ヤマケイ文庫 手塚治虫の動物 | 山と溪谷社
https://www.yamakei.co.jp/products/2820049070.html-
猫丸(nyancomaru)さん
手塚治虫の動物というとジャングル大帝のレオを思い浮かべます。
両親の話だと自分は幼い頃はレオが...猫丸(nyancomaru)さん
手塚治虫の動物というとジャングル大帝のレオを思い浮かべます。
両親の話だと自分は幼い頃はレオがすごいお気に入りだったと聞かされた事があります。
それを裏付けるようにビニール製の大きなレオの人形と並んだ写真があるのですが、物心ついた時には怪獣に夢中だったから自分としてはレオが好きだったという憶えがないんですよね。2021/01/25 -
darkavengersさん
子どもの頃ですしょ。きっと好みが変わったのですよ。動物物が子どもぽっく感じて卒業されたのかも、、、
でも手塚の...darkavengersさん
子どもの頃ですしょ。きっと好みが変わったのですよ。動物物が子どもぽっく感じて卒業されたのかも、、、
でも手塚の描く動物は、無敵の可愛さです。しかも健気さや可憐さを被せてくるので、、、2021/01/26
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読んだ事のなかったお話も入ってて
良かったです。
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地球は、人間だけではなく、たくさんの生物と共存している場なんだと言うことを考える機会になりました。