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- Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
- / ISBN・EAN: 9784635330343
作品紹介・あらすじ
海外援助の仕事に従事していた筆者はリストラされ、ある日三歳の息子と上野公園を訪れた。そして、そこで見たホームレスの暮らしとは…。壮絶なレポートが、今あなたの魂を揺さぶる。
感想・レビュー・書評
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上野のホームレスに焦点を当て、彼らの生活やそれまでの背景等を具体的に書いた本で、普段遠巻きにしか見ず実態がわからなかったものが少し近くなった感じだった。内容的には、大きな起承転結があるわけでないが、最後まで読みきってしまう不思議さがあった。
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本当に今はちょっとしたことで「うっかり」ホームレスになってしまう時代なのだということが良くわかる。この本が出たのは2001年なので、今はもっと事態は悪化しているかもしれない。
基本的に面白可笑しく書いてあるのだけど、筆者も失業中とあって、現実味がある。
どの国の人も外国の貧者には暖かい目を向けるけれど、自国の貧者には迷惑な目を向ける、という指摘には自分にも思い当たる節がある。
ホームレスの人々に対して気の毒だなぁと思うことはあっても、身近なことがらとしてはあまり考えられなかったが、この本を読んだら明日は我が身、という気がしてきた。
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