- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784635500487
感想・レビュー・書評
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オビの「最低限知らなければならない安全の話。」という文言が、もはやこの本の全て。
変なものを食うなよとか、危なそうなとこに行くなよっていうのこそ、当たり前過ぎて見過ごされがちながらも究極の安全防止策なのは揺るぎない。けど、わかっちゃいるけど油断や慢心、そして思いもかけない脅威は我知らず、傍に忍び寄って来るものである。
自然動物系はどれもしんどい状況だが、〈ダツに刺されて死ぬ〉(p82)は怖い。光に反応する習性があり、時に水面から飛び上がり突っ込んで来て細く鋭い嘴が肺にまで深々突き刺さるかもしれないらしい。ライトだけでなく装飾品の反射にも反応するかもしれない。怖。
確率はググッと下がるが〈カタツムリやナメクジに触って死ぬ〉(p88)は反省。ナメクジはともかくとしてカタツムリは素手で捕まえて子どもに見せたり結構してるなあ…。寄生線虫により髄膜脳炎を引き起こすリスクがあるとは。怖。
主に夏山でのリスクに〈雷に打たれて死ぬ〉(p24)というのがあり、回避の為に早発早着を心掛けよ、という格言はもちろん聞いたことがあったのだがいざ発雷が始まってしまった際は、急いで山小屋に避難するか身を低くして比較的安全な地帯でじっと耐えるかしかないと思っていたけど木などの周辺に「保護範囲」(p61)なるスペースがあるとは知らなかった。けどこれ博打みたいなものだよなあ。怖。
君子危うきに近寄らずの精神で転ばぬ先の杖をギュッと握りしめて、アウトドアライフを楽しむようにしましょう。
2刷
2024.3.25 -
いろんなパターンがあって、勉強になる。
なぜか、ダツの怖さが一番印象的だった… -
アウトドアは誰もが楽しめる趣味でありながら一歩間違えると死の危険がある。本書では「死」の事例をイラストで示し安全対策も併記する。コンパクトに要点がまとまっておりガイド本として最適ではないでしょうか。アウトドアが好きな人や死の事例に興味がある方におすすめ。
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様々な危険な場面露列挙してくれている本でした。アウトドア派ではないので、あまり馴染みはありませんでしたが、参考にはなりました!
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内容的には薄め。しかし、
事例、シチュエーションを多数紹介している。
当たり前だろ、と思う事例で亡くなっている方もいることから改めて注意しよう、と思える。 -
登山は転倒や道間違い、野生動物、寒さには遭遇したことがあるけど、やはり疲れや気の緩みが多少あったりした時でヒヤッとした。
「死なないためには」には知識として常識だろと思うことばかりだけど、その当たり前をいざという時にちゃんと思い返して行動に移せるよう、改めて復習や準備しておくことが大事。
267冊目読了。
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海、山、川、アウトドアの危険が解りやすく端的に纏められていた。
アウトドアKY活動の一環として知識に入れておきたい1冊。 -
アウトドアにおける死亡事故の例と、事故を避けるためのアイデアが、イラスト付きでわかりやすく書いてあった。死亡事故と隣り合わせなことをしっかり分かった上で、アウトドアを楽しみたいと思った。
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もう、タイトルがすべて。これだけ”死ぬ”と書かれている本は珍しいのでは?とにかく、ちょっとしたことで死に直結してしまう。そんな死亡事例がたくさん。安全知識も挟み、コラムも参考に。