創造的論文の書き方

著者 :
  • 有斐閣
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本棚登録 : 575
感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784641076495

作品紹介・あらすじ

本書は、創造的な論文の書き方について、著者の経験からいま著者があるべき姿と思っていることを書いた本である。

感想・レビュー・書評

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  • ■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
    【書籍】
    https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/0000205660

    藤原雅俊先生(経営管理研究科)推薦

  • 論文を創るということはどういう心持ちで、どのようなことをすればいいのか、が非常に平易に、わかりやすく書かれている。
    何回も読んでみたい書だ。

  • 小田博志フィールドワーク入門のおすすめ本である。フィールドワークについてはほとんど言及していないが、論文の書き方である。しかも付録から考えると修論の書き方がメインである。レポートの書き方ではなかった。

  • 論文執筆で行き詰まった折に触れて読みたい一冊。
    論文提出前はp.271の付録を読み直すべし

  • 研究始めたての頃に読みたかった本。

    ハーシュマンの本、ちゃんと読んでこればよかったな。
    ハーシュマンの本では
    ①理論の概念集合とそれらの関係
    ②その理論がどんな現実から抽象化されて出てきたか
    が勉強になる。
    ①と②を持ち合わせた研究が後世色んな人に影響を与える。

    ・文章を書くことついて
    論文はパーツごとに書いて何度もそれらの間を行き来するうちに、始めて全体像が見える、そこから各パーツの論理的な関係を考えて並べ変えたりしてみる。(すごく共感)

    読者はリニアーにしか読めないから、論文のどのパートがどう関係しあって結論にいたるのかを意識する。

    ・文章修行術
    読んでいて心地いい著者を3人くらい見つけて読み漁る

  • 院生時代
    伊丹先生ファンだったんだなあ。
    東芝が残念でならないが。

  • 音楽への見立てや様々な例え。本当に分かりやすく腹落ちする。論文だけでなく書籍を書くにもこの本の知見を活かすのが良いと思う。何度でも読み返したい。

  • 【創造的論文の書き方】

    ・佐々木さんにお薦めいただいて読了
    ・論文を書く機会は院に進まない限りないかと思うが、普段の業務においても大切だと覆う点をいくつか挙げる

    ①「アマは自分のために文章を書く」「プロは相手のために文章を書く」
    ②仮説とは、発見したりどこかから降ってくるものではなく、自分で育てていくものである


    ■①「アマは自分のために文章を書く」「プロは相手のために文章を書く」
    ・つい自分の仕事ぶりや労力を分かってほしくて、本筋から外れた情報や内容を文章として書き表してしまうことはよくあること。本書は論文の書き方であるとはいえ、提案書や報告書においてもこれは当てはまるか


    ■②仮説とは、発見したりどこかから降ってくるものではなく、自分で育てていくものである
    ・佐々木さんが「示唆を通して顧客に価値を与えるのがコンサルである」と発言されているが、この内容の通りかと思う。どこからか降ってくるような奇抜なものではよい示唆とは言えず、没になる概念や情報を繰り返し吟味しながら生み出す示唆をいかに自分からひねり出せるか。
    そのために、学習の流れを絶やしてはいけないと思う(奥村)

  • 新人の部下に読ませたい。

  • 論文執筆や研究の方法について書かれた本は、最近ではわりと多い。ただ初版発刊当時は類書は少なかったのだろう。今日であれば、他のリサーチデザインのテキストと見比べて、よさそうであれば読むことを勧める。理由は、対話編・概論編において、比喩の用い方が独特なためだ。これは著者の所属する研究科で扱う細かい知識がある読者を前提にしているように見える。研究方法を説明する上での事例は、平易な方がよいと思う。その方が本書の本質である方法論を理解しやすい。ただし、付録である論文の書き方のメモには、一読の価値がある。修士論文の指導の際、ここに書かれている多くのことを何度も言われた。今では、そのとき論文を書いているから理解できたように感じる。

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著者プロフィール

国際大学学長、一橋大学名誉教授
1969年一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。72年カーネギーメロン大学経営大学院博士課程修了・PhD。その後一橋大学商学部で教鞭をとり、85年教授。この間スタンフォード大学客員准教授等を務め、東京理科大学大学院イノベーション研究科教授を経て2017年9月より現職。

「2019年 『激動の平成 日経 平成三部作』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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