- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784641122192
作品紹介・あらすじ
基本的な分析単位を個別企業ではなく、価値を提供するトータルなシステム、すなわち事業システムに置いています。事業システムとして、いかに価値を生み出し、いかに差別化するのか、また、トータルに生み出された価値を事業システム内でいかに配分するのか、という問題意識に基づいて執筆されています。
感想・レビュー・書評
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某所で事業システムを構築するという話しが聞こえてきたので、事業システムとは?と思って買ってみた本。
具体例が多く、平易な文章で書かれていて読みやすかった。
あまり詳細を理解することが目的ではなかったので、ぱらぱらとめくって気になった箇所を読み込むという感じで目を通した。
間違っているのかも知れないけれど、個人的な理解としては事業システムとは「事業基盤」という理解。
支店などの全国各地の拠点作りや、顧客との信頼関係、社内文化、優秀な人材確保と定着、品質管理などものを作ったりサービスを提供するための基礎となる部分。それは他社が簡単に模倣できるものではないので、企業としての強みを出すため、差別化するために欠かせない仕組み。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
所謂ビジネスモデルといわれるものや、それに関連して事業システムというものについて説明している。
モデルとシステムの違い(P.48 モデルは型で模倣可能、システムは現実のもので模倣困難)はとてもわかりやすく、又、参考文献はコメント付で紹介されていたのでよかった。
少し残念に思ったのはX理論とY理論の記述(P.113 L3)が逆になってしまっている点か。 -
ビジネスモデル(モジュール化・情報系)≠事業システム(人間系・社会系・フレームワーク)
規模の経済・速度の経済・範囲の経済・集中化と外部化の経済 -
競争に勝つためには差別化が必要、差別化には製品・サービス力の向上以外に他社に真似されにくい事業システムの確立が必要であるが、その事業システムとは何たるかという本である。 まねされにくい事業システムの特徴などや設計、構築にいたる考え方が纏めっており、実例もあるのでわかりやすい。他の経営書を読むにあたって本書を読んでいると、より大局的に捉えることができると思う。
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経営学Ⅱ指定テキスト
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ゼミの教材。おもしろい。
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【事業システム論】事業システムのいろはがわかる。事業システム論って、戦略論・組織論・戦略論・マーケティング論・商品開発論・流通論…とか、全部が複合されてるものなんだよね。ぶっちゃけ、ゼミの先生が書いてる本です。だけど純粋にいい本だと思う。尊敬。