- Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
- / ISBN・EAN: 9784641174412
感想・レビュー・書評
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岸さん、北田さん、筒井さん、稲葉さんによるトークリレー本。社会学の知見がないと読み進めるのが苦しい。大学で学んでいた社会学を理解するために購入したが、より難解になった気がする。そのくらい普通の学問の深みはすごいと言うことなのかな。
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社会学を専攻していないとわからない”雰囲気”はあるものの,問題の骨子は刺激的。
たとえば,事例研究における代表性をどう考えるか?というトピックは社会学だけに留まらないであろう。
対話記録であるため,会話感覚で読めるのも本書の良いところ。サクサク読めてしまう。
しかし,内容の深みはあるので,しばらく知識をつけた後に読み返すと,また違った感想を抱くような気がする。
ちなみに,著者らの情報量(知識)がすごすぎて圧巻,もっと勉強しなければと思わされました。
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社会学だけでなく、社会科学全般の「知の現場」というものが泥臭さを伴いつつ存在していることを改めて思い知った。また、社会学や経済学、様々なジャンルについて学史という研究分野があり、それについてとても詳しい方がいるということが印象的だった。しかし研究の蓄積はどんどん増えていくわけで、あまり過去の社会学者の墓起こしに時間を割いているわけにも今後はいかないし、AIやシミュレーターを使った研究手法を積極的に導入していかないと社会科学はどんどん拡散していってしまう予感を持った。
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読みながら社会学についてとても勉強になった。高等教育学でもこういった本を出せないだろうか。
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ちょっとしたきっかけで買って読むことになった本。もともと社会学がどういうものなのか分かってないのに「どこから来てどこへ行くのか」なんてどうでもいいんだけど,専門分野が異なる先生たちの対談というライブ感のおかげでそれなりに楽しく読み終えた。
結果的には,社会学の中にいろんなジャンルがあること,ほかの経済学や心理学なんかとは違いがあること,先生もいろいろ悩んでいること,などが分かり,社会学に興味は持てた。
せっかくだから著者の誰かの本で読みやすそうなものがあったら読んでみようかとは思うものの,まあ1年ぐらい先かなぁ。 -
東2法経図・6F開架 361A/Ki56s//K