東国の南北朝動乱: 北畠親房と国人 (歴史文化ライブラリー 131)
- 吉川弘文館 (2001年11月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784642055314
作品紹介・あらすじ
「関東は戎夷なり」といわれた東国へ、果敢に身を投じた上流貴族北畠親房。彼は東国に何をもたらしたか。結城・宇都宮など有力豪族の動向や、鎌倉府などの成立過程を辿り、親房と東国武士にとっての南北朝動乱を探る。
感想・レビュー・書評
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常陸合戦を中心に、北畠親房と東国の武家社会との関係を説き明かす。
親房の理想と、武士たちの現実感との乖離がよく分かる。決定的に時代遅れだったわけだ。理想は美しかったのだけれど。実は後醍醐の目指すところととも違っていたんだ、ということは初めて知った。もっとも後醍醐の政治的理想なんてクズ同然なのでね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【推薦文】
”戦う公卿、北畠親房”
日本に天皇が2人並び立つ南北朝時代。とかく「京」と「吉野」、「公家」と「武家」の対立に注目が集まりがちだが、抗争の舞台はそこだけではなかった。
「東国」でも南北朝の抗争が繰り広げられていた。「戎夷」といわれた東国へ身を投じた「上流貴族」北畠親房と彼を取り巻く東国武士たちの戦いが分かりやすく書かれている。
(国際文化学研究科 KY)
【配架場所】
総合・国際文化学図書館 2F 国際文化学図書館学生選書 210-45-I
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