日本料理の歴史 (歴史文化ライブラリー 245)

著者 :
  • 吉川弘文館
3.50
  • (3)
  • (4)
  • (10)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 127
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784642056458

作品紹介・あらすじ

日本料理とは何か。平安貴族の宴会から庶民の食卓、精進料理、本膳料理、懐石、京料理、菓子と茶の湯まで、日本の料理文化をわかりやすく描く。二人の天才=北大路魯山人・湯木貞一にもふれ、日本食文化の原点を探る。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 地域は京都に限定されるが、日本の上流階級の料理史(=宴会史)・食卓史を平安時代~江戸期まで具体的かつ平易に説明してある良書。

  • 帯文:”和の味とは何か” ”多彩な日本食文化の原点を探る”

    目次:日本料理とは―プロローグ、日本料理の誕生;平安貴族の大饗の宴,庶民の食卓は一汁一菜,…他、日本料理の成立;フォーマルな本膳料理,包丁自慢の男たち,…他、京料理の伝統と創造;料理屋の誕生,京の名物,…他、変貌する日本料理―エピローグ、あとがき

  • 平安時代の大饗にはじまり、本膳、精進、懐石、おばんざいにいたるまで、料理だけではなく、背景となる文化・風習・配膳・器までを広範囲に日本料理を語る一冊。

    日本に限った場合でも料理は多岐にわたるため、本書では京都の料理文化を軸に限られた範囲で言及しています。
    それでも、様式の成り立ちやその時代背景、当時の風俗に触れることで、我々日本人の食文化のルーツに触れることが楽しく、現代の日本料理の意味をあらためて考え・楽しむ機会を頂ける一冊です。

    私自身が料理について詳しい知識・知見を持っている訳ではないので、本書は日本料理(調理、ではない)の基本の基本を知る上で有益な一冊となりました。
    一方で扱うテーマが広いため、一つ一つの話題については素人の私が見ても「内容が浅い」と感じました。
    基本的な知識・教養に欠けている私には、とてもありがたい一冊でした。

  • [ 内容 ]
    日本料理とは何か。
    平安貴族の宴会から庶民の食卓、精進料理、本膳料理、懐石、京料理、菓子と茶の湯まで、日本の料理文化をわかりやすく描く。
    二人の天才=北大路魯山人・湯木貞一にもふれ、日本食文化の原点を探る。

    [ 目次 ]
    日本料理とは―プロローグ
    日本料理の誕生(平安貴族の大饗の宴;庶民の食卓は一汁三菜;精進料理とは何か)
    日本料理の成立(フォーマルな本膳料理;庖丁自慢の男たち;料理の革命―懐石の誕生)
    京料理の伝統と創造(料理屋の誕生;京の名物;菓子と茶の湯;伝統と創造)
    変貌する日本料理―エピローグ

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

林原美術館館長、国立民族学博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授

「2009年 『茶の湯といけばなの歴史 日本の生活文化』 で使われていた紹介文から引用しています。」

熊倉功夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×