ぼくは王さま (新・名作の愛蔵版)

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  • 理論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652005064

感想・レビュー・書評

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  • みにぴ 2011.04.09

  • ブクログでいろんな人の本棚を見てたら発見。
    久しぶりに、十何年ぶりに読んでみた。

    小さい頃に布団に入ってお母さんが読んでくれた。
    タララップ トロロット テレレッテ タッタッター
    というラッパの音が、
    ぞうを探す兵隊の歌の音が、
    お母さんの声で聞こえた。
    その時の私たちの笑い声も聞こえた。

    今はあの時みたいにケラケラ笑うほどじゃないけど。
    でもケラケラ笑ったあの頃を思い出せる。

    きっといつまでたってもラッパの音とか兵隊の歌は
    お母さんの声で聞こえるだろう。

    それだけでもうこの本は特別。
    幸せの本。

  • 自分で読むことも多いけれど、読み聞かせも好きな小5の次女。今週はこれでした。

    ちょっとわがままで、でも純粋な王さまのお話。

    いや、懐かしい。子どもの頃、自分も読んだ。
    「すごくお気に入り」というわけではなかったけれど、実は何度も何度も読んでいたなぁと改めて思った。
    読み返して見ると、オノマトペの豊かなこと。
    となりの国の兵隊が攻めてくる場面で、近づくにつれて「でんでん じゃらじゃら・・・」「でんでん でんがでんが・・・」「ででっこ だだっこ・・・」とどんどん緊迫感が高まっていったり。
    挿入される歌や詩も語呂がよくてよろしい。
    聞く方も読む方も楽しいというのは大きな美点だろう。
    ストーリー展開の豊かさにも驚かされる。「ウソとホントの宝石ばこ」なんて、どうしてこんなお話を思いつけるのか、不思議。
    「しゃぼんだまのくびかざり」、欲しかったっけなぁ。種が出てくるストローも。
    「サーカスにはいった王さま」、最後にアリがお城に住むことになったくだりでほろりとしてしまった(涙もろすぎ(^^;))。

    巻頭の「どこの おうちにも こんな 王さま ひとり いるんですって」の言葉、子どもを持ってから読むとまたしみじみと味がある。
    作者はお茶目で大らかな人だったのだろう。

  • 2010.9.21 紹介

  • 5月:3,4年生にオススメ!

  • たまごがだいすきな王さま。
    あかちゃんがうまれたおいわいに国中の人にたまごやきを食べさせることを思いついたからさぁたいへん。家来にゾウのたまごを探しにいかせちゃった。

    この力の抜き加減が大好きです。

  • 遊んでばっかりいて、ちゅうしゃがきらいで、たまごのおりょうりが大好き。
    ちょっとわがままな王さまのお話です。
    はじめて読んだ時、おなかがよじれるほどおもしろかったです。
    あまりおもしろかったので、シリーズをぜんぶ読みました。
    わたしが1人で読んだ、はじめての本です。

  • 王さまシリーズのナンセンスさが、大好きです。

  • 王様の発想はどれもユーモアにあふれていると思う。王様の発想で周りの人たちも真面目に行動しているのがおかしかった。
    特に印象的だったのは、うそつきのはこの話としゃぼんだまのくびかざりの話。
    うそつきのはこの終わり方「なったでしょうか。ならなかったでしょうか。どっちでしょうね」は、思わずどっちなんだろうと気になってしまった。
    しゃぼんだまのくびかざりは想像するだけできれい。
    挿絵がたくさん書かれていたのも、興味を誘う。

    <小学校初級から中級向け>

    *****

    うん、感想書きづらいです。
    一つ一つの話は、どれをとっても面白い。けど、まとめるとなると難しいなぁ。
    感想がどの本も似通ってきてしまう。

  • かの有名な本の新装版

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著者プロフィール

1928年東京生まれ。戦後、早稲田大学に入学、早大童話会に入り坪田譲治氏の元で童話を書き始める。1956年以後王さまを主人公とした作品をライフワークとして書き続け人気を博す。作家の他、児童図書の編集、大学での児童文学や幼児教育の指導、地域の図書館創設や文庫活動、毎年のアフリカ旅行等、活動は多岐にわたった。2006年没。

「2022年 『ぼくは王さまおしごとコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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