みんなのなやみ (よりみちパン!セ (01))

著者 :
  • 理論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652078013

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  • 子どもの気持ちっていろんなものがあるんだなあ。佐世保の事件の後6年生の妹が「殺されないようにするためにはどうしたらいいの?」と不安がっているという姉の悩み。重松先生「ごめんね。そんな世の中にして」

  • 「付き合うって、どういうこと?親友がいじめられてる。うちの親は過保護なんです!障害を抱えた妹の将来は。リスカがやめられない―家族や学校のなかで誰もが感じる疑問から、人には言えない深刻な相談まで。絶対的な正解は出せないけど、少しでも楽になってほしいから、シゲマツさんが一緒に考え、真剣に回答します。おとなも必読、なやみとともに生きるコツを教えてくれる。」

    目次
    1章 家族
    2章 「からだ」と「恋愛」
    3章 学校生活
    4章 友だちのこと、いじめのこと
    5章 「自分」のこと
    6章 おとなの常識って正しいの?
    7章 親だって、なやんでいる

  • 長崎県佐世保市女子児童殺害事件直後に書かれていて、その影響を大きく受けています。
    20年近い時間が経っていますが、それほど古くは感じないかもしれません。
    ただ、子どもたちを取り巻く環境はこの時よりさらに厳しいように思います。
    ヤングケアラーの問題なんかは、この時には問題にもされてなく、重松さんも「仕方ない」という言葉を使っています。
    今ならこの辺りはもっと丁寧に話されるのかもしれません。
    質問によって重松さんの回答の分かりやすさが大きく違いますね。重松さん自身が迷っているような問題は、やっぱり回答が分かりづらい。
    難しい問題を抱えている子ほどあいまいな回答をもらうみたいなことになっている気も。

  • 助かった…

  • 4-652-07801-3 198p 2004.10.20 初版1刷
    ○大人も読んでみた方がいいかも。誰しも似たような経験をしてる筈だから
    子供には悩みを打ち明けられたらどう伝えるか参考になると思う

  • 作家の重松清さんが、子ども達の悩みに真摯に答えている。

  • 釣り合いのとれていないというのが、きみの「うしろめたさ」の正体なんだ 「オン」と「オフ」は、わけなくちゃ、先生も生徒も。授業なんて、先生と生徒が一緒になってつくるものなんだからさ 事件には背景がある。また、事件には理由もある

  • ☆3.5
    真剣にこたえていて、好い。
    仕事関連的に借りたけど、自宅本棚に置いておきたいな〜。

  • 今の中高生の悩みに、重松清さんがこたえた本。

  • 10代の「みんなのなやみ」に重松さんが真摯に向き合い、答える。「ちょっと、やっちゃってごらん」と思い切った行動をうながすこともあれば「でもなあ、親も人間ってわかってほしい」とつぶやいてみたり。
    私は大人だけど、やっぱりこんな風に悩みを聴いてもらいたい。

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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