オチケン!: The Key to solving Mysteries (ミステリーYA!)

著者 :
  • 理論社
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本棚登録 : 330
感想 : 88
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  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652086148

感想・レビュー・書評

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  • 越智健一という名前だったばかりに、廃部寸前の落語研究会(オチケン)に入部させられてしまい、部室争奪戦に巻き込まれるという、ほのぼのミステリー。
    落語は今まであまり聞いたことがないが、有名な「寿限無」や「時そば」が話の中に出てきて、あ~こういう内容だったのか~と、知ることができて面白かった。ミステリーというより、ちょっとした学園物として非常に楽しめる。部室での様子など、自分が大学生の時のことを思い出しながら楽しく読んだ。

    • taaaさん
      まっき~♪さん☆

      コメントありがとうございます(^-^)

      大倉さんの本を以前に読んで良かったので、
      他にも読んでみようと思い借...
      まっき~♪さん☆

      コメントありがとうございます(^-^)

      大倉さんの本を以前に読んで良かったので、
      他にも読んでみようと思い借りてみました。
      うちの図書館ではヤングコーナーにあるだけあって、
      すごく読みやすくてスイスイ読めちゃいます(^-^)

      あまり馴染みのないジャンルの題材でも、
      本に組み込まれていると興味湧きますね(*^^*)
      単純な私は落語が聞きにいきたくなっちゃいました(笑)
      2014/03/04
  • YAということで、とにかく読みやすい印象。
    落語が好きな人は特に楽しめるのではないでしょうか。

    主人公の周りの登場人物がとっても個性的で魅力的。
    もちろん、主人公も魅力的というか、オチケンにはぴったりというか。
    YAらしい、落語らしい、登場人物達です。

    最後の連載のところも、とても興味深い内容で、落語を聞きたい!と思いました。

    とっても面白かったです。

  • 落語×部活×ミステリー
    ってことで外れないだろう!と思ってはいたが、やはりおもしろかった!!
    落語のオチを利用したトリックが気に入りました。
    ただ、主人公の越智くんのキャラが全く掴めない~
    続編では活躍するのでしょうか?

  • 落語が好きになります!

  •  先輩の岸と中村に振り回されて、奔走する越智君は素直でお人好しというところからして型通りではあるんだけど、この越智くんの素直さがとても微笑ましくって、ついつい親目線に。にこにこしながら読んでいました。
     本物の悪人が出てくるわけでもなく、明るくて軽めの日常ミステリーなので全体にほのぼの感がただよっていて、楽しく読めました。でもこれは好き嫌いが分かれるタイプの作品かもしれないですね。

     こういうほのぼの~とした作品もいいなぁって思いながら読んでいたら、最後の最後に‘策略家’の影あり。いやはや、○○○ってやっぱり怖いものですねぇ(笑)

  • 落語がテーマとのことですがキャラクターが面白いのですいすい読めました。

    ただミステリと落語の絡め方はいまいちかな~と感じました。
    そこは落語でなくても…と思う場面がちらほら。
    ミステリだ!とあまり意識しないで読んだ方が楽しめるかもしれません。

    第2章の終わり方は昭和の漫画のようで脱力しました(笑)。
    米澤穂信さんの「氷菓」も似たような終わり方をしていましたが^^;

  • 落語にひきずられて借りてしまった。
    某大学の落研で繰り広げられるミステリー。

    落語はかたくて難しいと思っているのを打ち砕かせてくれるように、軽いタッチで面白おかしい世界に導いてくれる。

    ミステリーに肥えてる人には内容的に物足りないかも知れないけれど、主人公は落語に全く造詣のない新入生なので、落語が気になっている初心者が読んでも楽しいと思う。

    (20120209)

  • 読もうと思ったきっかけは、落語の授業をした直後ってことと、親友が「オチケン」だったこと。
    正直、なめてた!興味が無いけど無理やり入らされて、でも最後は落語の魅力に気づいて……みたいな話かと思ったら、ミステリーかい!!!みたいな。落語の話自体も面白いし、深い。ミステリーと重なるのも面白いし、登場人物のキャラクターもいい。めちゃくちゃオススメ。児童書ってほんとすごい。

  • 大学1年生が落語研究会入り、大学内で起こる事件を解決していくお話。
    短編2話。

    落研メンバー3人が事件を解決していくのですが、盛り上がりに欠ける為読み終えるのに苦労しました。
    また謎の一部は次号に続く・・・となり、本作にてリタイアさせていただくこととします。

  • 落語の落ち(サゲ)とミステリの謎解き要素を融合させた小説です。
    大学の落語研究会(オチケン)にひょんなことから入部することになった主人公、越智健一。
    なにかとトラブルに巻き込まれ、その解決に奔走します。

    大学の日常の中で起こる、オチケンの存続をかけたトラブルに巻き込まれた健一が、部長の岸さん、先輩の中村さんに振り回されながら、落語をきっかけとして謎を解いていきます。

    いわゆる日常系のミステリで、ハラハラドキドキの展開があるわけではありませんが、「どこにでもいそうな、優柔不断な主人公」には、共感しやすいですし、「ザ・大学生」ともいえる(昨今の大学生はもう少し真面目かもしれませんが)過ごし方も、懐かしく読むことができました。

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著者プロフィール

大倉崇裕(おおくら たかひろ)
1968年京都府生まれ。学習院大学法学部卒業。97年、「三人目の幽霊」で第四回創元推理短編賞佳作を受賞。98年、「ツール&ストール」で第二十回小説推理新人賞を受賞。2001年、『三人目の幽霊』でデビュー。代表作である白戸修シリーズ、福家警部補シリーズ、警視庁いきもの係シリーズは、いずれのシリーズもTVドラマ化されている。

「2022年 『殲滅特区の静寂 警察庁怪獣捜査官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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