八木重吉のことば: こころよ、では行っておいで

著者 :
制作 : 澤村 修治 
  • 理論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652200193

作品紹介・あらすじ

早世の詩人が残した2冊の詩集とたくさんの詩稿から編んだ選集
生前のエピソードとともに100余のことばを紹介

昭和2年、29歳で亡くなった詩人八木重吉は、生きることの本質、孤独や幸福をみつめ、とことん短く平易な言葉に著しました。
同時代の草野心平や高村光太郎からも高評化を受けた詩のほか、日記・手紙からも拾った言葉を通して重吉の人となりが浮かびあがります。

感想・レビュー・書評

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  • 八木重吉は大正末期の詩人のひとりである。英語教師をしながら詩を書き、生前に出した詩集はわずか1冊、29歳で生涯を終えたため広く世に知られることはなかったが、詩人高村光太郎は彼の詩を「不朽」で「いかなる世代の中にあっても死なない」と評価している。代表作である「素朴な琴」を「おそらく日本語で書かれた最も美しい四行詩である」とする詩人もいる。ぜひ読んでほしいのが詩集『秋の瞳』の序文だ。心に寂しさを抱えながらも身近な美しさを素朴な言葉で綴る彼の詩は、現代を生きる私たちの心にも寄り添ってくれる。
    (土木工学コース M1)

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。淑徳大学人文学部表現学科教授。文学博士(千葉大学)。千葉大学人文学部人文学科卒業後、講談社出身の牧野武朗(『なかよし』『少年マガジン』『少女フレンド』創刊編集長)に編集を学び、中央公論社・中央公論新社などで37年にわたり編集者・編集長をつとめる。2017年から帝京大学文学部日本文化学科非常勤講師を兼任。20年3月、中央公論新社を定年退社し、同年4月より現職。また、思想誌『ひらく』の編集委員長を任じている。著書に『唐木順三』(ミネルヴァ書房)、『ベストセラー全史』近代篇・現代篇(筑摩選書)など。

「2020年 『日本マンガ全史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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