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- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652200193
作品紹介・あらすじ
早世の詩人が残した2冊の詩集とたくさんの詩稿から編んだ選集
生前のエピソードとともに100余のことばを紹介
昭和2年、29歳で亡くなった詩人八木重吉は、生きることの本質、孤独や幸福をみつめ、とことん短く平易な言葉に著しました。
同時代の草野心平や高村光太郎からも高評化を受けた詩のほか、日記・手紙からも拾った言葉を通して重吉の人となりが浮かびあがります。
感想・レビュー・書評
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八木重吉は大正末期の詩人のひとりである。英語教師をしながら詩を書き、生前に出した詩集はわずか1冊、29歳で生涯を終えたため広く世に知られることはなかったが、詩人高村光太郎は彼の詩を「不朽」で「いかなる世代の中にあっても死なない」と評価している。代表作である「素朴な琴」を「おそらく日本語で書かれた最も美しい四行詩である」とする詩人もいる。ぜひ読んでほしいのが詩集『秋の瞳』の序文だ。心に寂しさを抱えながらも身近な美しさを素朴な言葉で綴る彼の詩は、現代を生きる私たちの心にも寄り添ってくれる。
(土木工学コース M1)詳細をみるコメント0件をすべて表示
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