- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652202562
作品紹介・あらすじ
お月様だけが知っている、夜な夜な開かれる熱い会議があります。しいんと静かな真夜中、ぐっすり眠っているゆうきくんのランドセルの中から、ぞろぞろ出てきたのは学校で使う道具たち。昼間の彼を報告しあい泣いたり笑ったり。
感想・レビュー・書評
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ランドセルから飛び出した、ゆうきくんの文房具たちが、学校での様子を報告し合う会議です。元気なゆうきくんに雑に使われながら、ぐっと堪えて温かく見守っているのですねぇ。間違えた字を、鉛筆でぐじゃぐじゃでなく消しゴムで消すようになった。カスタネットを、足や顎でなく手で正しく鳴らせるようになった。当たり前かもしれないけれど、できなかったことができるようになったと、感涙にむせぶのが微笑ましいですね。線を引くのにまだ使って使ってもらえない定規を慰めるのも。持ち物たちは、持ち主のことをいつも見守り応援してくれている、と思うと楽しくなります。
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真夜中にゆうきくんのランドセルから飛び出したみんなは、今日、ゆうきくんの学校での出来事を報告し合う。
ゆうきくんのヤンチャぶりが可愛くて、いるいるいるー!とニヤりとしてしまう。
こんな風に見守られていたら、はりきっちゃうね。 -
月のきれいな真夜中、ゆうきくんのランドセルがパランとひらきました。中からでてきたのは ふでばこ、ノート、クレヨン、カスタネットなどの文房具たち。
そっと集まって、学校でのゆうきくんの様子を報告しあいます。できたこと、できなかったこと、頑張っていたこと、えらかったこと…。
文房具たちも見守ってくれているんだよ…、小学校へ入学して少し疲れが出てきたかな?そんなころに読んであげるといいかもしれませんね。 -
しいんとしずかな まよなか、ぐっすりねむっているゆうきくんのランドセルの中から、ぞろぞろでてきたのは、がっこうでつかう どうぐたち。
なにをおしゃべりしているのかな? -
ぼくの、家でも、かいぎをしているのかな。
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1年生の春に読み聞かせ。
物を大切に、というメッセージが押しつけっぽいかな?と感じたが、子どもたちには予想を超えて大ヒット。かなり人気が高かった。
素敵な絵本。 -
ランドセルの中身たちがきょうのゆうた君のことを話す様子がほほえましです。
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5歳からおすすめ。
子どもの空想をかきたててくれる。小学校1年生の夏か秋くらいのタイミングで読むのがおすすめ。 -
「お月様だけが知っている、夜な夜な開かれる熱い会議があります。しいんと静かな真夜中、ぐっすり眠っているゆうきくんのランドセルの中から、ぞろぞろ出てきたのは学校で使う道具たち。昼間の彼を報告しあい泣いたり笑ったり。」
小学生のゆうきくん。ゆうきくんが夜家で寝ていると、ランドセルの中からふでばこ、ノート、したじき、クレヨン、カスタネットがぞろぞろと出てきました。道具たちはわになってならび、真夜中会議をはじめました。
「ゆうきくんは学校でどんな様子だったか、順番に報告してください」
ゆうきくんががんばったところ、立派だったところ、周りの子に優しかったところ、まだまだやんちゃなところ、楽しそうだったところ。道具たちは報告しあいます。
ゆうきくんがのびのびと学校で過ごす様子を一緒に想像しながら聞くと楽しい。
そして、いつもそばにいる道具たちが自分をいつも見て応援してくれていると想像すると読者もたのしい。
絵がはっきりとしていて遠目でも見やすいのも〇。 -
私だったら、真夜中に文房具たちに自分の品評会をされてたらやだなぁと思いました。