- Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750340173
作品紹介・あらすじ
政治を胡散臭いと感じ遠ざけている人は多い。だが、政治を忌み嫌い放置すれば、世の中は一部の人間の進みたい方向へと誘導される。政治を特別視しないことが社会を変える第一歩。政治と言葉の問題に取り組んできた著者が、政治とは何かを豊饒な言葉で語りつくす。
感想・レビュー・書評
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政治の中身と定義を腑分けし、欧米と日本の歴史も遡りつつ、政治を考えるための材料を、率直な言い方で提供してくれる。
右でも左でもなく、まっすぐな視点。逃げない視点。説得力がある。
マキャベリの記述、原発の議論が良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
良かった。
鱗がおちた。
詳しくはFBへ。 -
政治学には本当に疎いのだが,べらんめぇ調で楽しく読めた。著者のPTA会長経験を書いた本を注文したのでその予習として積読を手にしたのだが,この人がPTAにどうコミットしたのか読むのが楽しみになった。
政治とは「この世の解釈を巡る選択を,あくまで言葉を通じて不特定多数の他者に示すこと」が著者の定義。これは,サイードの「自分の書いたものが社会の中で活字になった瞬間,人は,政治的生活に参加したことになる。したがって,政治的になるのを好まないのなら,文章を書いたり,意見を述べたりしてはならないのである。」と同じことを言っているように思う。我々は既に政治に投げ込まれている。
「どういう理由で人は自分が言うことをきくことを納得するのか」
自治=「支配者=被支配者」
オーウェルの『1984年』から「言葉がないと人間はものを考えることができないのです」
「沈黙の調達」 -
読みたいところを読みたい順に読んだらいい
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講義を再現したかのように平易な語り口で執筆された政治学の入門書。「自分のアタマで考える政治学入門」というサブチタイトルから分かるように、日常生活で使うような言葉を使用しつつ、しかし同時に社会・政治現象をはっきりと把握するために言葉を豊かにすることを目標として掲げ、日常的な言葉遣いから政治についてのイメージを膨らませていく。とはいえ、内容自体はかなりオーソドックスな日本の政治学入門である。後半部では政治学や政治思想では有名な事例を用いながら、政治的思考とはどのようなものなのかを具体的に示してくれる。
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(特集:「政治/民主主義/選挙」)
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さらっと読んじゃったから読み直したい 絶対理解できてない でも面白かった おもしろかったんです
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政治