英国一家、日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)
- 亜紀書房 (2013年4月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750513041
感想・レビュー・書評
-
外から来た人の食レポが、ワクワクするほど美味しそうで!ユーモラスな文章と料理の知識持った著者ならではの魅力的な本。
同行のご家族の反応も楽しく、読んでいてお腹が空いてその料理が食べたくなる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
£4
-
「限りなく完璧に近い人々」の巻末にあっとびっくり。なんと、キャッチーなタイトルがいやでも耳に残る本書の作者であったとは。
てなわけで、心のメモ帳にのみ書き留めていた本書を速攻で入手、読了。
ありがちな「スシ、テンプラ」式の物見遊山雑記かと思いきや、日本人でも知らないようなディープな情報満載。いかにもなタイトルや装丁から、いい意味で裏切られた。著者の興味の対象が日本じゃなくて、日本「の食べ物」なのがいい。
めちゃくちゃおいしそうなお店が目白押しだが、一般市民が軽率に突撃できるような店ばかりでもないので、グルメガイドとしてはうまくない。こと食べ物となるととびきり豊かで繊細になる著者の筆によって想像を膨らませるのが、本書の正しい使用法となるだろう。
それは要するに、一生日本の地を踏むことはないだろう多くの外国人読者と同じなのだが、近くて遠い「我が内なる外」を感じさせられることには、初めて知る独特の興奮があった。
2021/8/11読了 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/680458 -
軽妙な語り口で最初から最後までたのしく読めた。機会があれば原著でも読んでみたいものです。
料理の描写もとても豊かで、こちとら新型コロナの外出自粛で1年以上おいし~い日本料理を食べに行っていないもんだから、羨ましくてたまりませんでした。 -
話題になってたのは知ってたけどその時はスルーしてて、しばらくたって古本で買ったのをまた積ん読してたのを掘り出して読んで。
「腹八分」が沖縄の言葉とかちょっとおかしなところもあるけど、「事実誤認かな?」ってところまで「英国人がこう誤認した」と言うノンフィクションなのかな。そう思って読めばそれはそれで十分オモロい。 -
何かのきっかけで著者を知り、読んでみた。反応が素直で面白い。流し素麺屋って本当にそんななのか気になる。超有名店とか会員制の店に連れていってもらえるのはともかく、ビストロSMAPまでとはどんなコネクションがあるのか…。SMAPの観察が面白い。
-
単なる日本旅行記ではない。家族の話もあったり、日本でも著名な方やレストラン、料理学校が登場したりして日本人が読んでもとても楽しい!
-
フードジャーナリストの著者が家族とともに日本グルメを食べ歩く3か月の旅エッセイ。
食べ物だけでなく、小さな子供2人を連れているので可愛らしいエピソードも添えられてる。高級な本格和食から粉もん・ラーメンまで幅広く食べてます。
スマスマ撮影の見学にも行ったみたい。色眼鏡も忖度もない外国人の目線から見たSMAPの描写が興味深いなぁ、と。
翻訳も読みやすくて良かった。173Pのらぶとラヴの訳が面白い。 -
自分がいかに日本食を知らなかったのかがわかった。
高級日本料理店には行く機会は無いが。
解説にもあったが、外国人の家族から見た日本食も素晴らしい。