不思議の国のアリス

  • 亜紀書房
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本棚登録 : 164
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750514284

作品紹介・あらすじ

ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』初版刊行150周年記念出版!

高山宏の完全新訳と佐々木マキの描き下ろしイラスト約50枚で贈る、日本語版『不思議の国のアリス』の決定版!!

装丁・祖父江慎+cozfish

「でも――こんな生き方、ふしぎじゃない。
おとぎ話を読んでても、そんなこと、絶対起こらないと思っていたけど、いまはこうやってそのど真ん中よ!」

感想・レビュー・書評

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  • 今まで読んだ不思議の国のアリスの中で一番読みやすかった。
    挿絵が佐々木マキさん。不思議の国のアリスの世界観にピッタリ。

  • いい意味で笑っちゃうくらい理解できないし、読んだそばから忘れる内容。
    ところでグリフォンて何者? 何の裁判してるんだっけ? なんで帽子屋が再登場? 被告人て誰? となる、まさに夢話。
    それがいい。
    訳註やルビのごまかしがまったくないのも、すばらしい。
    人物のイラストはとっても可愛らしいんだけど、もう少し背景の書き込みがほしかった。
    2色、3色刷りはあえてなのか?
    はっきりしたカラーのほうがもっと可愛いのに。

  • 『不思議の国のアリス』は何度読んでも大して面白いストーリーではないと思うのだが、それでも忘れ難い魅力があって、様々な訳で繰り返し読んでいる。この種のものの翻訳は、英語の言葉遊びを無理やり引き受けるためになんともトリッキーな日本語になってしまうのが、読んでいて実に楽しいところだ。そのあたりの苦労話は、訳者あとがきにもあるし、「学問ノスヽメ」というPodcastの高山宏がゲストの回でも聞ける。
    この高山訳は黙読していてもリズムを感じるので、つい声に出して読んでしまうことが何度かあった。佐々木マキの挿し絵もすばらしいし、絵と文字面が合わせてデザインされている見開きもいくつもある。
    細部におぼれつつ読む。マニエリスムだからね。

  • 今頃ですかと言われそうなんだが、何年か前に佐々木マキのイラストに惹かれて本棚に飾ろうと思って買ったのを、やっと読んだ。

    読んでいてずっと、子供はこれを読んで何と思うのだろうか、と考えた。

    面白いのかな。
    僕は面白いと思ったけど、原文で読めたらなあとも思った。
    言葉遊び的な部分が多いので、翻訳もだいぶ工夫されているようだけど。

    よくある読書シンクロニシティなんだが、同時に読んでた本にジョン・レノンはこの本が大好きだったと書かれていた。そういえば、何というか、この本もLSDカルチャーっぽい。

    続き(鏡の国のアリス)も今読んでいる。

  • ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』刊行 150周年記念出版! 高山宏の新訳と佐々木マキの描き下ろしイラスト で贈る、日本語版『不思議の国のアリス』の金字 塔!

    装丁・祖父江慎+鯉沼恵一(cozfish) (オール2色刷り・四六判・上製)

    誰もが知ってるお話の、誰も知らないコトバとカ タチ 「会話のない本なんて本じゃない、といちばんは じめのところでアリスが言っています。 この翻訳は会話のある本になっているはずです。 アリスは同時に絵のない本なんて、とも言ってい ます。 この本の「絵」はどうですか? このたび、絵もあれば会話もある本をお届けでき ました」

  • 子どものころにディズニーのアニメを見たことがあるような気がしますが、原作を読むのはこれが初めてです。
    150年以上前に書かれた作品です。
    ダジャレというか、言葉遊びのような文章が多用されてますが、ファンタジー小説として読もうとすると、荒唐無稽でついていけないところもあります。
    不思議な読み物でした。

  • 以前、矢川澄子訳で読んだアリス。大好きな佐々木マキさんの挿絵の新訳と言うことで購入。でもアリスの世界観はやっぱり少し苦手かもしれないなぁ。なんでだろう。鏡も買うかは検討。

  • 英単語の同音異義語や、似た単語の言い間違いを使った言葉遊びが多い気がした

  • 夢の中でありそうなドタバタ感が読んでいて楽しかったです。会話になっているのかいないのか絶妙なラインの掛け合いも好みでした。初めて翻訳本を読んだのですが、きっとこの作品は訳者によってかなり変わってくるんだろうと思います。

  • 少女のアリスが、次から次へと現れる不思議な生き物や出来事に出会う物語です。変則的なレイアウトと二色刷りの緩やかなイラストが楽しく、丁寧に訳されたダジャレも面白いです。

    冒頭の訳詩が読みやすいと感じました。

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著者プロフィール

ルイス・キャロル (Lewis Carroll, 1832-98)
イギリスの作家。本名Charles Lutwidge Dodgson(チャールズ・ラトウィッジ・ドッドソン)。チェシャー州の牧師の家に生まれ、オックスフォード大学クライスト チャーチ学寮に学び、卒業後、同大学の数学講師となる。『不思議の国のアリス』(1865)、『鏡の国のアリス』(1872)の作者として最もよく知られているが、本来の数学者・論理学者としての、また最初期のアマチュア写真家としての功績も高く評価されている。

「2021年 『鏡の国のアリス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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