- Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750514291
作品紹介・あらすじ
異国で暮らす驚きや戸惑い、そして喜び…つれづれニューヨークライフ
漫画をはじめ、絵画やアニメーション、エッセイなど幅広いジャンルで活動するアーティスト・近藤聡乃。2008年の秋に単身ニューヨークへわたり、初の海外一人暮らしをスタートさせました。
エネルギッシュな大都市の中でもまれながらも、少しずつ自分の居場所を築いてきた6年間。アパートでの暮らし、恋人や友人たちとの会話、レストランやカフェのメニュー、道行く人々のファッション……書き留めておかなければ、いずれ忘れてしまうふとした日々のあれこれを、見開き2ページ、一話完結のスタイルで描きます。現在進行形のニューヨークがここに!
たんたんと、だんだんと、これが私のニューヨーク
感想・レビュー・書評
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作者の近藤聡乃さんのニューヨーク在住記。マンガである。
近藤聡乃さんという人を全く知らなかったのでウィキで調べると、けっこう著作も多く、また、マンガばかりではなく、アートやアニメーションでの受賞歴があったりする方、紹介も、アーティスト・イラストレーター・漫画家・アニメーション作家となっている。
全く肩に力の入っていない海外滞在記。絵も上手というか、自然体のニューヨーク暮らしによく合ったテイストのものだ。
それなりに楽しく読んだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何故か3.4巻を先に購入しちゃって。
慌てて1巻を購入。
ゆるーい雰囲気がいい。
今まで歩いたことがなかったと家の前の道路の反対側を歩く。そんな発想なかったな。 -
大好きな丸善丸の内本店をぶらぶら
この本が平積みになっていて、
「昔ちょっと立ち読みしたことあったな」と
パラパラ見ていたら、
私がしょっちゅう思いだしてはハートが嬉しくなる
あの靴のエピソードはこのマンガだったのか!
と気付き、記念に買いました。
いつかインターネットで、私の大好きな画家のことを
「デッサンが狂っているからみると気分が悪くなる」
的なことを書いている方がおられて、
悪い念を飛ばしたくなるくらい憎んでしまったけれど
(人を呪わば穴二つ)
今回この本を読んでいて
構図なのか配置なのか
詳しいことはわからないのだけれど、
すごくバランスが良い感じがして、
とても心が落ち着き、
あのインターネットの方が言っていたのは
こういうことかな、と
敏感な方はこうじゃないと気になるのかな、と
この度合点がいった次第です。
(いつぞやはよこしまな波動を申し訳ございません)
武田百合子さんとか、メイ・サートンさんとかが
お好きな方は絶対なので
未読の際は必ず読んでください。 -
雑誌で紹介されてて、気になってたマンガ。ニューヨークってこんなゆるい感じなんだ、ちょっと住んでみたいと思わせる、良い感じのエッセイ漫画。
日記形式の短編コミックでゆったりとした日常が良い。 -
すっごい読みやすくて面白い。
この漫画家さんは実は初めて知ったけど、絵がとても好き。
だけどアーティスティックな作品だとちょっと怖い。
サザエさんとかみたいに(笑)手書きの文字になってて、これまた読みやすいキレイな字。こういう字とっても好き。
この作品自体が好きだな~場所もニューヨークだし。 -
ニューヨークに住むアーティストのエッセイマンガ。
山崎まどかさんがおもしろいとツイートしてたので、読んでみたら、おもしろかった。なんというか、ニューヨーク生活を描きつつ、華やかっていうんじゃなくて、落ち着いているというか。絵がわたしにはなんとなく高野文子さんを思わせる感じで、ニューヨークっぽくない(?)地味で素朴な感じというか。
著者の恋人の話が好きで、彼が日本語勉強してて、「ふ」が鳥が飛んでるみたいでかわいいと言ったとか。
心配性な著者がそわそわしていると「心配ごとがあるんだろう? 話してごらん」って気づいてくれる(いいな!)ところとか。 -
2、3巻目を先に読んでしまい、後から1巻を読む逆の順序になってしまったけど、違和感がないくらい変わらぬニューヨークでの日常を淡々と描いたエッセイ漫画。代り映えしないとも言えるけど、そこが良い。そしてときどきぷっと吹き出させてくれるところがまた良い。
決して頑固ではなく柔軟でありながら、しっかり自分を持っている人が書ける作品だと思う。 -
202101/よく平積みされててずっと気になってたので3巻まとめて購入。買って正解、面白かった!個性的な絵柄もセリフ含む描き文字も見やすいし、何気ない日常の一コマなんだけど、クスっと笑えたり妙に心に刺さって我が身を振り返ったり。読み返しても飽きない。作者も作者をとりまく周囲の人達も魅力的だからだろう。
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ニューヨークで暮らす近藤さんが、日々の生活で感じたり驚いたりする何気ない一コマが描かれている。
最初違和感があったけれども、それも日常になって慣れていく時間の流れとか、改めて知る日本のこととか…。
いつの間にか自分の漢字が下手になっていて、「私は日本人 私は日本人」って呟くところとか、着ている服が少しずつ変化していくとことか、くすっと笑いながら楽しめた。
近藤さんのお人柄が溢れていて、好き。 -
ニューヨークだろうとパリだろうとインドネシアだろうとどこに住んでいても自分の生活ってきっと変わらない。だからこそ不便なことを含めて体験してみたくなる。そこで何を感じ、どんな人と出会い、何を感じるのか。それを垣間見せてくれる本。2巻、3巻と続けて読みたい!