自分を愛するということ(あるいは幸福について)

  • 亜紀書房
3.58
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本棚登録 : 170
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750517346

作品紹介・あらすじ

《推薦!》

もがいて見つけたものを私は信じる。
それが世の感覚からズレていたとしても
――こだまさん


一読、自分へのこだわりが半減し愛が倍になった。
幸せとはこれか!と膝を打ちました。
――吉村萬壱さん

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長いこと、「もっと愛されたい」と苦しんできた著者。
でも、「愛すること」、まずは自分自身で自分をいたわり、愛することが、幸福の始まりなのではないか。


自分をどうしたら愛せるのか。
他者とどう関わればいいのか。
――そんな悩みに苦しむ、名前も顔も知らない仲間たちへ。

他者との関係に悩み、心細さを抱えている人たちへ贈るエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 亜紀書房の本 試し読み - 佐々木ののか『自分を愛するということ(あるいは幸福について)』——愛 | ウェブマガジン「あき地」
    https://www.akishobo.com/akichi/tameshiyomi/v33

    『自分を愛するということ(あるいは幸福について)』(亜紀書房)が刊行されました|佐々木ののか|note
    https://note.com/sasakinonoka/n/nf556421fcd8f

    亜紀書房 - 自分を愛するということ(あるいは幸福について)
    https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=1053

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      【イベントのお知らせ】【22.12.17】黒川アンネ&佐々木ののかトークイベント – TOUTEN BOOKSTORE
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      【イベントのお知らせ】【22.12.17】黒川アンネ&佐々木ののかトークイベント – TOUTEN BOOKSTORE
      https://bit.ly/3AORJam
      2022/11/28
  • とても良かった。読んで良かったなぁと素直に思えた本。その割にブクログの評価が低いことに驚いてしまい、二度見してしまった。
    30代の著者に40代半ばの私が共感するのは、自分の人としての成長に疑問を持たざるを得ないけれど、とても共感した。本の中に出てくる本たち、それに対する著者の感想や気持ちも面白く読んだ。私も読んでみよう、私はどう感じるのかな、とワクワクした。また同じ本を読んでいても当たり前だけど、感じ方に違いはあり、それはそれでやはり面白く読んだ。
    地方出身者の独身の東京住み、という共通項も共感度を増すことに影響したと思う。実家に帰りたくなった。

  • とびきりかわいい聖書のような本。隣人を愛せないときは、まず自分を愛そう。

  • 唐突に誰かとぶつかりたくなる夜、比喩ではなく正真正銘の相撲を申し込む、"相撲とは、社会から逃避行した先の無法地帯で、決死で束の間の駆け落ちなのだ"という文の鮮やかさ。「他人に好かれたいってことで悩んでるのって、そういう自分が好きになれないからなんだよ。自分が好きになれないから、それを他人に代行させようっていうズルが”恋愛”なんだよ」(橋本治「恋愛論 完全版」(文庫ぎんが堂))という指摘。書き込みや付箋、シミ、ヤケ、角落ちなど、本を読んだあとに残される手垢を評価して販売する「余白書店」という興味深い試み。◆リスクが100パーセントあると科学的に証明されたとしても、一体どうして、この手で触れたこともないものを信じることができようか。これは信仰の問題である。p.065/インターネットの川に文を流す時とき、私は狼煙を上げるような気持ちになる。この世界に点在する、まだ見ぬ同志たちに届けと祈りながら。p.106/良い写真には、節目をつくる力がある。p.122、といったあたりが強く印象に。◆吉田隼人「死にたいのに死ねないので本を読む 絶望するあなたのための読書案内」はひりひりしそうなタイトル、手にとってみたい。

  • 高円寺の蟹ブックスで購入した。


    北海道にUターンした著者が
    田舎で自分を見つめ直すエッセイ。

    愛されたいともがき苦しんでいた東京での暮らしより
    好きなものを一つずつ愛することで自分を受け入れていっている。


    これから時間をかけてでも、自分もそういった暮らしをしていきたいなと思う。



  • 最近読んだエッセイで一番良かった。
    タイトルに怯むことなかれ、日々の営みを通して、自分を発見する一年間の記録

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著者プロフィール

文筆家。1990年北海道帯広市生まれ。自分の体験や読んだ本を手がかりにしたエッセイを執筆するほか、新聞や雑誌の書評欄に寄稿している。著書に『愛と家族を探して』(亜紀書房)。2021年1月、愛猫とともに北海道・十勝に拠点を移し、執筆を続けている。

「2022年 『自分を愛するということ(あるいは幸福について)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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