ウエズレーの国

  • あすなろ書房
4.29
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本棚登録 : 1400
感想 : 165
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  • Amazon.co.jp ・本 (33ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784751519752

感想・レビュー・書評

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  • 爽快な気分になる本。

    他の子とはちょっと違って「ひとりだけはみだして」「いつも浮いてる」ウェズレー。
    夏休みの研究に、自分だけの作物を育て、自分だけの文明を作ることに。

    常識を打ち破るウェズレーのカッコイイこと!
    こういう子がどんどん育つ世の中になったら最高だね。

    フライシュマンは草木や自然に関する絵本が多いな。
    ケビン・ホークスの絵もいい。

  • もうもうもうもう、素晴らしかった。
    そして今の時代っぽかった。「風の時代」っぽさ。

    「自分の文明をつくる」って、人間のすべてなんじゃないでしょうか。
    そしてそのアドベンチャー感は、
    こどもごころにも、本音と建て前に疲弊したおとなにも爽快です。

    同調圧力がはびこる社会に、生きにくさを感じているあなたへ。

    ちいさな絵本や「ひだまり」さんセレクト、”10才までに読みたいこころが豊かになる110冊”より。

  • 2年生から6年生のクラス読み聞かせに使いました。
    低学年の子は、純粋にワクワク。高学年になり、周りを気にしてる子には、自分は自分でいいんだと思える本。
    子供たちが大好きな本です!
    いじめられていた男の子が、あるとき、庭にオリジナルの種を植え果物をつくり、オリジナルの文字や時間軸、作った植物でベッドや遊び道具を作って。すると、今までいじめていた子たちが・・・
    読んでてワクワク。大人になると、こんな自由な発想でてこない。

  • 夏休み課題の読書感想文、自宅にある本の中から娘2年生が「これにする」と持ってきたのがこれ。
    絵本ですが、ウェズレー少年が自分だけの文明をつくるっていうテーマはなかなかに深く、娘の感想文はまだ稚拙ながらこの作品を選んだことに感心しました。
    自給自足から始まり、ビジネス、政治にまでつながるストーリーには、世界を理解するヒントがあるのかも。

  • 小学生が夏休み前に読むのにぴったりです。
    ウエズレーが庭に自分の国をつくるおはなしです。食べものや服、ゲームや言葉など新しい自分らしい文明をつくるウエズレーに3年生の娘はワクワクしていました。高学年になったら、また別の感想がもてるかも。
    下の子たちにも、小学生になったら読んでほしい1冊です

  • みやざきアートセンターにて。自分はウエズレーのように自分の国をつくるような大それたことはできないけれど、周りから浮いていたとしても自分を殺してまで付き合う必要はないし、自分らしさを突き通せば、逆に周りのほうから歩み寄ってくれることもあるんだなと気づかされました。

  • 息子7歳11か月
    息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読むようになってきて、母はサミシイ。

    〈親〉
    絵が好き ◯
    内容が好き ◯

    〈子〉
    何度も読む(お気に入り) ◯
    ちょうど良いボリューム◯
    その他◯

    他人の視線なんか気にしない!
    自分の「国」をしっかりつくって楽しもう!!

    息子のお気に入りの本。

  • 学びを生かして、自分で道を切り開いていくウエズレー。生み出したものを決して1人で独占するのではなく、周りの人たちとも共有していく姿勢を忘れてはいけないなと教えられました。

  • ウェズレーの国は楽しそう。うちのお庭にも作ってみたい。特に、ジュースが飲み放題だったり、自分の「きかい」で好きなものを作ったりするのがいい。
    ウェズレーは、友だちがいない、いじめられっ子だけど、頭がいい。かばんにいじめよけそうちみたいのをつけてたし、自分で国まで作れちゃう。ウェズレーの国はどんどん人が増えた。ウェズレーが楽しそうで、意地悪もない、気持ちいい国だから、そういうのがいいってことに、みんなも気づいたんだと思う。
    みんなと同じじゃないといけないなんてことはないはずだから、みんなの方がまちがっている。世界が進歩するのは、同じじゃない人のおかげだから。
    おれもつい「みんなが」って言っちゃうけど、おれも、自分の国を作りたい。
    少し不思議に思ったのは、種が、風にのって飛んできたのに百科事典にのっていないということ。かん単に飛んでくるようなのだったら、その辺にある植物じゃないかなと思った。(小4)

  • もうもうもうもう、素晴らしかった。
    そして今の時代っぽかった。「風の時代」っぽさ。

    「自分の文明をつくる」って、人間のすべてなんじゃないでしょうか。
    そしてそのアドベンチャー感は、
    こどもごころにも、本音と建て前に疲弊したおとなにも爽快です。

    同調圧力がはびこる社会に、生きにくさを感じているあなたへ。

    ちいさな絵本や「ひだまり」さんセレクト、”10才までに読みたいこころが豊かになる110冊”より。/ami

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