- Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
- / ISBN・EAN: 9784751529362
作品紹介・あらすじ
いやなことも、ダメなことも、ちょっと見方を変えたなら?
世の価値観をひっくり返す20の連作短編集。
やわらかアタマが世界を変える、明るく楽しい生き方指南書!
ヒーロー/ひざ小僧/鼻の穴/眠れない/でかいウンコ/転ぶ/あいさつする/
くさい/裸足/ボーズ刈り/おにぎり/歯ぬけ/タオル/エクボ/チンコ/
ドーナッツ作り/男同士/さびしい/ネコ新聞/会えない
感想・レビュー・書評
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脚本家の筒井ともみさんが、普通はちっとも「いいね」と思えることではないことを子供目線で、ちょっと見方を変えて「いいね」ポイントを見つけ出す。
「鼻の穴っていいね」
「くさいっていいね」
「眠れないっていいね」
「歯抜けっていいね」
「チンコっていいね」
「ドーナツ作りっていいね」
「男同士っていいね」
「さびしいっていいね」
「あえないっていいね」
など全部で20編。
私が特に好きだったのは、
「鼻の穴っていいね」。
両親が留守の時に鼻の穴にティッシュペーパーを詰め込んで遊んでいたら、取れなくなってしまった!玄関チャイムが鳴ったから「ママだ」と思って急いでドアを開けたら、新聞の集金のお兄さん。「どうしたの?」と聞いてくれるから説明したら、あわてて家に上がり込んで、割り箸で鼻の穴のティッシュペーパーを取ってくれた。「僕も小さい時に、鼻の穴に銀紙をつっこんで遊んでいたら、取れなくなって医者に連れていってもらったんだよ。そしたら何が起こったと思う?銀紙の奥からドングリまで出てきたんだよ。」
男の子ってこういうことよくやるのかな?以前、テレビの「探偵ナイトスクープ」で、「鼻の穴に何年も前に突っ込んだ一円玉が取れないから、取って下さい」って依頼があって、見事成功してたのを見たことがあるけど。
「鼻の穴って、すごいな。宇宙のブラックホールみたいに何でもかんでも吸い込んで成長していく。」って男の子は感想をいってるけど、鼻の穴ってそんなに何でもかんでも吸い込んで大丈夫なの?
「ドーナツ作りっていいね」も好き。
日曜日が雨だとお母さんが「さあ、こんな日はドーナツ作りにうってつけよ」と大急ぎで準備を始める。アタシも手際よく手伝う。コップで大きいほうのマルをくり抜いて、お猪口で、中のマルをくり抜いて、サクサク揚げる。ママのドーナツはいくらでも食べられる。普通は日曜日が雨だったら気分がどんよりするのに、「雨ならドーナツ作り」ってイベントがあるのが本当に素敵。そういえば、私も幼稚園くらいまでは意外と雨の日って好きだったな。外でお友達と遊ぶ晴れの日より、母が一緒に折り紙とかしてくれる雨の日が好きだった。今から思ったら、そうやって時間を作ってくれた母は偉かったな。
ヨシタケシンスケさんの絵も愛らしいです。
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いやなことも、だめなことも、ちょっと見かたを変えたなら・・・?私たちの周りには「いいね!」が溢れている。眠れないことや、さびしいことにだって。他にも、「鼻の穴」っていいね、「くさい」っていいね等、想像の斜め上を行くエピソードがあって、それがよかったです。例外なく、どんなことにも「いいね」があるってことですね。
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1エピソード2〜3ページで、子ども目線の色んな「いいね」が書かれてる。最後に全部繋がる感じも好き。
1クラス分のエピソード…って感じ。
ヨシタケシンスケさんの挿絵に惹かれて図書館で借りてきたけど、なんかいいね。絵本じゃないけど絵本な感じ。
特に好きだったエピソード
「でかいウンコ」って、いいね
「転ぶ」って、いいね
「くさい」って、いいね
子どもらしい〜かわいい話もあれば、
あの頃を思い出して胸がキュッとなるようなものもあって、夏休みにパラパラ読むのに凄くいい。
『さわやか3組』みたいな懐かしさ。笑笑
リアルな子どもの文章じゃなくて、大人が考えた子ども視点なる感じなのは、やっぱり著者が脚本家の方だからなのかな。それがさらに絵本っぽいんだけど。
のんびり読んでも30分くらいで読めちゃう。
私はコーヒー飲みながら、犬と遊びながら、他の本と併読しながら3時間かけて読んだけど。笑 -
良くない考えが浮かんでばかりで、私、疲れてるかなぁと思っていた時、
この本を読んで笑ったら、元気になれました。
ヨシタケシンスケの絵も大好き♡ -
いろんないいねがあって面白いです。
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私ってどうしてこうなんだろう
そんなちょびっとしゅんとしたくなるようなことを、
いいね!
って言ってくれる本
優しく頭を撫でられているような気持ちになる
わたしにはどんないいねがあるのかな
あの子にはどんないいねがあるのかな
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欠点も見方を変えると、どれも長所に!?
短編集なので、とっても読みやすいです。
ヨシタケシンスケさんのイラストがこれまた最高!!
(I.N.先生) -
自分のまわりのささやかなこと。いいねと思えることがたくさんあるといいなーと思った。
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いやなことも見方を変えれば「いいね!」に変わる
どんなことがあってもいいねと考えることが出来るように考えを増やしていきたい -
子どものおすすめの一冊。
短いお話で読みやすい。
人生、色々あるし、いろんな子がいるけど、ここに出てくる子みたいにあんまり深く考えず、何でも楽しい方に考えていいね!って言える子がいっぱいになってほしい。
昔、うちの弟がどんぐりを鼻の穴に入れて取れなくなり、母が血相を変えて耳鼻科に連れて行ったのを覚えています(^^;)
私...
昔、うちの弟がどんぐりを鼻の穴に入れて取れなくなり、母が血相を変えて耳鼻科に連れて行ったのを覚えています(^^;)
私が保育園の遠足から持ち帰ったお土産のどんぐりだったので、私がめっちゃ怒られました。(´ー`)
「こんな所に置いとくからや!」って私もお母さんさんなら怒ってたかもしれないですね。(ごめんなさい)
全然違いますけど、上の子が小...
「こんな所に置いとくからや!」って私もお母さんさんなら怒ってたかもしれないですね。(ごめんなさい)
全然違いますけど、上の子が小1くらいで、真ん中の子が1歳くらいのとき、上の子がちゃんとゴミ箱に捨てなかった飴の包み紙を1歳の子が口に入れて、息苦しそうにしたことがありました。すぐに気が付いて、上手く取れたから良かったですが、あのときは本当に真っ青になりました。
まさにそんな感じで怒られましたw
真ん中のお子さん、それは大変でしたね‥Macomi55 さんがすぐ気がついて良かっ...
まさにそんな感じで怒られましたw
真ん中のお子さん、それは大変でしたね‥Macomi55 さんがすぐ気がついて良かった!
ちょっと目を話すと子どもは予想外の行動して、子育て中はヒヤヒヤしますよね。